人間とは何でしょう?
くだらない、つまらない、呆れを通り越して……その先には何があるのだろう?
呆れた先は無関心?怒り?慈しみ?
昨日、人間のDNAと文化の話を聞いた。簡単に言えば、種としての存続を目指すDNAの進化と人間の精神的欲望につき動かされる文化的進化。この二つが全く別方向に向かって進んでいった結果、地球温暖化は起きたのだとか。
種の存続の為のDNAの道を無神経な文化が邪魔している様な話。少し違うような気もする。
つまり何が言いたいかってその生物の本懐を邪魔してしまうほどの人間の精神はいったい何なのかという話。
多分当てつけなのだろうけれど。人を愛さない、好きにならない、憎まない、嫌わない。そんな自分への。
アホくさい。
人を愛さない、好きにならない、憎まない、嫌わない。そんな人間いるわけないだろ。
自問自答。当てつけの意味もよくわからないままに自虐自尊。
過去の僕はそれに目を覆いたくなるほどの羞恥を感じるかもしれないし、未来の俺はそれを慈しむかもしれない。
結局私の全ては表層の揺らぎにしか過ぎないのに。
この小瓶が流れようと流れなかろうと僕には関係ないし、俺は構わないし、私にはどうしようもないのだけれど。
それでも問わせてください。
あなたはあなたの奥底を覗けますか?
きっと最初の質問もそこに答えがあるから。