いわゆる「就職氷河期」の少し後で生まれた世代です。
今まで非常勤とか産休育休の代替要員でしか働いたことがありません。
就活は頑張ったけどダメだった。
でも何らかの形で働かなければならないのだから、仕方なく非正規雇用の仕事をしなければならなくなった。ずっと非正規のままじゃダメだと思ったから、転職活動もした。でも職歴がないことを理由に正社員になれなかった。いまだに非正規雇用でしか働いたことがないまま気づいたらこの年齢になってしまった、そんな感じです。
今の仕事は派遣ですが、自分が大学時代からやってみたかった仕事のひとつです。
大学で資格だって取りました。
でも、この仕事は専門的と言われるのに正規雇用の方はほとんどがいわゆる管理職で、一般的にこの職業と聞いて想像するような業務はほとんどしないのが現状。
こんな雇用形態に誰がしたんだ。
どんなに仕事ができても、非常勤だ派遣だという理由でいずれ辞めなければならなくなる。
非正規雇用で働いている独身の人間への世間の風当たりがひどいと思う。
この収入で結婚なんてできるわけないじゃん、自分の子どもなんて夢のまた夢じゃん。
同業者の話を聞くと、結構高学歴の人が非正規で、低賃金で働いているなって思う。
仕事のできる人が、知識のある人が、しかるべきところで活躍できていない。正当な評価を受けていない。この人の働きぶりならもっとお金もらっていいんじゃないの、って思う。
政府も、元気なお年寄りに頼っていちゃダメなんじゃないかなぁ。
働き盛りの世代がもっとお金がもらえる仕組みを、安定した老後を送る希望が持てる社会の仕組みにしてください。