走り続ければ、死は免れるが、不幸が近づく。
立ち止まれば、不幸は免れるが、死が近づく。
不幸を受け容れるという道。
死を受け容れるという道。
幸せを信じるという道。
これらの道はたったの一本しかない。
苦しみを誤魔化してはいけない。その思い
こそ、罪悪感の原因であること。本当は
苦しみを紛らわしたくて仕方がない。
アルコールやドラッグや暴食はせずに。
イマジネーションの力を使う。生きるために
不幸や死を、受け容れざるを得ない。しかし
ながら人間には想像というたった一つの
幸せを信じるツールが与えられている。