君も、「そう」だったんだね。私も「そう」だよ。でも、君の口から「そう」言うことを聞きたくなかった。君はよく笑っている。でも、授業中なんかは真剣な顔をしていて。それを隣の席で見てるのが好きだった。そう、多分私は君が好きなんだと思う。でも、それは本当にそうかわからなくなった。この感情は、同族愛だったかも知れない、なんて今なら思う。まだこの感情が枯れてしまった訳では無いけれど、私の中で妙にストンと落ち着いた気もする。君が何に絶望したかは知らない。高校がたまたま同じになっただけだから。でも、多分何かに絶望したんだろう。君と同じことを思っていたなんて、嬉しくない。
・・・そう、君は確かに「死にたい」とそう書いていたんだ。LINEのひとコメなんて信じられるかわからないけど。でも、君はよく苦しそうになっているのを何度か見た。中学校時代に何かあったらしいが、私は生憎と違う市の人だから。知りたいと願う。ああ、君に幻滅してしまえば楽なんだろうなぁ。