私はあなたが好きだったと思う
だからどんどん離れていってくのが分かった。
どんなにご飯の好みが違くても、ハゲてくの気にしてても、好みの服装じゃなくても、顔も全然タイプじゃなくても今までで一番好きだったはず
だから、なかなか時間を合わせようとしないあなたに苛立った。
でも、きっと私のこと大事にしてくれてると思ってたから、ちゃんと話し合おうとしたらあなたは言った
「俺とどういう関係?付き合ってるの?」
「私は付き合ってると思ってたよ」
「俺はある時から都合のいい関係でいようって思うようにした」
私の状態を理解したうえで
私と会うのが楽しいと言ってたのに
いつも大好きって
いつも幸せって
いつも俺のこと好き?って確認してたのに
いつも可愛いといって、
おでこ、目、鼻、ほっぺ、口、顎とキスしてくれてたのに
しかも泣きながら言うんだもん
私が泣くのは分かるけど、なんであなたが泣くんだよ
最後の捨て台詞は、
「俺の知らないところで幸せになってくれ」
ひどいなぁー
今まで私の家には呼べなかったから、今度のデートは家に呼ぼうって思ってた矢先だったのになー
お鍋でもしたいなーって思ってたんだ
そんでちゃんと片付いたよ
ってお話できるところだったのに
タイミング合わなかったのかなぁ
本当に体だけだったかもしれないんだけも、そうだとは信じたくないんだー
せめて顔見て話したかった
電話でなんて終わりたくなかった
無かったことにされるのが辛くてメールしたら、それにはちゃんと返すのに、電話には絶対でないし
多分私からちゃんと大好きだなって思った初めての人だったのになー
バイバイしたけど、
いつかまた会いたくなってくれるかもしれないと希望とか持っちゃって、メールだけは続けてる。
LINEでもなく電話でもなくメール。
内容はたわいもないこと
なんでメールだけは返してくれるのかは分からない
でも聞いたらメールすら来なくなるって思うから聞けない
前よりは平気になったし、
もう会えないってのも分かってる。
でももしバッタリ会ったりした時に前と変わらない、可愛かったって思ってもらいたい
私は今年、この土地から離れる
それまでには踏ん切りつけたい
あなたのように私を可愛いと受け入れてくれる人に出会えると嬉しい
多分私はあなたとのことを上書きできないと思う
未来は分からないんだけど、
きっと思い出すと思う
好き嫌いが多くて
よく食べて
ちょっとネガティヴで
やたらとジュース飲んでて
眉毛の処理が下手っぴで
体毛が濃ゆいこと気にしてて脱毛してて
よくお腹壊してて
ハゲ気にし過ぎて
いつもメガネ拭きを胸ポッケに入れてて
胸毛がフワフワでいい匂いで
ハグがいつも苦しくて
多分忘れないなぁ
こんな私のことを
嘘でも大好きと言ってくれて
ありがとう
あなたが新しい人を見つけて
優しくしてるのを想像すると
まだとても辛いけど
まだ男性を信じることは出来ないけど、都合の良い女でもほんのちょっとだけでも必要とされたことは嬉しかった
人に必要とされた最後の思い出にならないといいな
辛い思い出にしない方法を探してるよ
だって本当に好きだったんだ