LINEスタンプ 宛メとは?

長編の詩を作りました。長くなってしまったので、今回は前編だけにしました。今回の詩のテーマは「交錯」です。相手の将来を案じ、自らが

カテゴリ
長編の詩を作りました。
長くなってしまったので、
今回は前編だけにしました。

今回の詩のテーマは「交錯」です。
相手の将来を案じ、自らが身を引く
場面をイメージして作りました。

半分フィクションで、
半分ノンフィクションの
超大作です。

よかったら見て下さい。


(前編)
私には昔から仲の良い
友人がいた。

彼のことをK(くん)とする。

Kは私が出会ったときから
頭が良かった。

暗算力、記憶力が飛び抜けて
良くて、私はいつも憧れの
感情をKに抱いていたよ。

うん、今でもはっきり
覚えている。

おまけにスポーツ万能、
イケメンで才色兼備と
いう言葉が似合っていたよね。

対して私は頭が悪くて、
いつもKに勉強を教えて
もらっていたんだ。

中学校高校と同じ学校に
通い、Kも私も満足できる
学生生活を送っていた。

将来の夢は、医学の
道に進むことだと君が
よく言っていたのを
今でも思い出すよ。

高校3年生の夏、私は
相変わらず頭が悪くて
Kに勉強を教えて
もらっていたんだ。

そんなとき君は、ふと
紙上でシャーペンを
走らせるのをやめたね。

「どうしたの?」って私が
聞くと、君は「話があるんだ」って
言ってきたのを覚えている。

「何?」って私が聞いたら、
「実は…実は…」っていつもの
君らしくないなって思っていたら、
君はいきなり私をベットに
押し倒してきたんだっけ。

「出会ったときから、ずっと
あなたが好きでした。
付き合って…下さい。
お願い…しま…す。」」

すごくか細く弱々しい声で
震えながら言ってきたと
記憶している。

あんなに動揺した君を、
私は初めて見たよ。

私は、今まで何にも
動じることのなかった
君しか見てこなかったから。

私は、そのとき勉強が得意に
なりたいって思っていて、
恋愛を入れたらダメだと
考えていたからあなたの
告白を断ったんだ。

心苦しかった。
でも仕方がなかったんだ。
私には、好きな人がいたから。

その人のことを裏切りたく
なかったんだ。

その後、家に私は居づらく
なって家を飛び出した。

走って走って走り
続けたんだっけ。

涙が止まらなかった。

動く足を制する思いを
振り切って私は走り続けた。

気がついたら、私は街が
見渡せる小高い丘の
上に来ていた。

動き続ける街をしばらく
ボーッと眺め続けていたら、
Kへの気持ちも吹っ切れた。

背伸びをして、胸いっぱいに
青い空気を吸い込んで
私は帰路についた。

家に帰ると、Kがいない。

父に聞くと、私が出ていった後、
Kは涙ぐみながら足早に家を
出ていったらしい。

申し訳なかったけど、私がいると
Kの夢の実現を邪魔しそうな
気がして彼と一緒になるのを
やめたんだ。

私はバカだから、Kの邪魔をしかね
なかったんだ。仕方ないんだ。
Kの夢の為だったんだ。

その後、お互い何事もなかったかのように
過ごして受験の日がやってきたね。

これまでKに教えてもらった内容を
自信の源にして、思い切った気持ちで
受験に臨んだんだ。

(後編に続く・・・)

ここまで見ていただき、
本当にありがとうございました。
65457通目の宛名のないメール
この小瓶にお返事をする
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います。
※誹謗中傷や否定批判のお返事は流れません。

お返事が届いています
めっちゃ好きです!
ななしさん
あなたの作品好きです!
応援してます
この小瓶にお返事をする
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います。
Keep Calmさんの他の小瓶
学生のみんなに伝えたいことがある。学校では、英検を受けるようにと言われることがあると思うのだが、もし自由に、英語系の検定が さよなら〇〇(告白してきた彼女の名前)。今日、学校の帰り道で中学生の頃に私に告白してきた人に出会った

「詩・ポエム」カテゴリの他の小瓶

「涙と強さ」(1)視界が弧を描いた つまらない教室の隅 嗤われて貶された 穴あきの心に封をして 虚勢張って 取り繕って 涙は出さない 「トマリギ」(1)僕の姿が見えますか 立ち止まる場所が見えますか 少し休んでみませんか 僕を頼ってみませんか いつもがんばってる (1)あの日の僕 もうセピア色教室の中、君 響く笑い声君と目が合う 教室の隅何時もの幸せ 君がいたこと薄い恋の空 最後のピンク色 詩「交錯」の後編です。よかったら見て下さい。(後編)緊張で、無意識に手が震えた。我に返り、問題を凝視した。受験も終わり 同性の後輩へのメッセージ(歌詞風)一歩踏み出して 残酷な世界を見ても。それでもピュアな君のままでいてね 春眠、暁を覚えず 処処啼鳥を聞く 夜来風雨の声 花落つること知る多少 全然季節違うけど、すごく好きな詩 精神的石っころ この手に いくつもの思いを この心が 消えてしまっても 手に石を 鐘の響く夜は明けた。渡りゆく影達よ。映る世界は静かに揺れている。閉じてゆく空を見上げ、手を組んだ。雨が風にのって やさしいあめのまんなかで りょうてで ぐるっと 囲い込み あめを避けてくれたひと そんなの 頼んじゃいないのに 恋をするマーガレット そよそよと 五月に揺れながら ぼくの行き帰りに ハミング 雨の少ない今年は 時が起きはじめた。ついていけるだろうか。置いて行かれるだろうか。何もわからない。ただ一つ言えるのは 雲が浮かんでいる。空に 蒼い青いどこまでも続く 空に 真っ白な雲が浮かんでいる。雲は 風に流されながら 形を変え わたしの夜 頭のなかで 声をかける あのひとは あのひとは いつだって そうあって欲しかった 世界は回る。彼女の口から飛び出した「愛してる」それを僕は翼に変えて空を飛ぶ。僕は空を飛ぶ。一人では飛べなかった おやすみオルゴール バレリーナがまわります あなたの夜にささやかですが やさしいきらきら眠れる音を もっと光のほうへ行こう。かちかちになってた氷。ぶち割って。少しずつでいいから。流れだす。あたたかい。つよい 泣いているあの子のみずがめは ゆれながら崩れ行く前の表情を映し込んでいる わるい日光カメラよ そのデータは 柔らかい、このぬくもりが生命なの。今にも消え飛びそうなのに、今ここを懸命に輝いている、生命なの 小鳥よ小鳥 歌っておくれ 異国の地の思い出を ここに来た希望の唄を 小鳥よ小鳥 聞かせておくれ わたくしは今、やじろべえ。片足立ちでぐらぐら立ち、温かさへと転ぶのか。冷たいところへ落ちるのか どちらへゆかれますか?既存の世界の成功者。誰かが作った既存の世界。足下をすくわれる感覚は既存の世界という そんな夜はさんぽをしよう。そんな煮え切れない夜にはさんぽをしよう。うすい夜風と湿った気圧のまんまん中を 坂の多いその町に決めたのは、よるの景色がきれいだったから。息を切らして振り向いたトパーズ色の まんまるで 朧気で 橙色の 遠くにある あの月に惚けて 街灯は もうわたしの照らすところじゃないわ 紫陽花の花が咲きました 愛らしい花が咲きました 流し目くれて愛でてみました ただここにいる、私はわたし みんな幸せになってほしいって心から思った。ぼくの知りうるすべての人に。ぼくがすれ違ったすべての人に ぼくもきみも、おべんとうをさげたおじさんも、かたことをトランシーバーする外国の人も。よるのさかみちを 眠れない午前2時。歩道橋から眺めた世界は まるでアスファルトの海。呟いた「愛されたい」が 夜に溶けて消える お囃子に揺り起こされる まるで夢を見ているよう お囃子が遠ざかるにつれて 病いを託った自分がやけに それはとても残酷なこと それはとても とても残酷なこと ああ天井は 天井の高さのまま それ以上せり

宛メのサポーター募集
お知らせ
過去のお知らせ
宛メサポーター募集 宛メで音楽 宛メコラム 宛メのアドバイザー石渡ゆきこ弁護士 宛メのアドバイザーいのうえちかこ(心理士・カウンセラー) 悩み相談ができる相談所を集めたサイト 宛メ本 小瓶に手紙を入れて流す
宛メについて
宛メのこころえ(利用者さんの言葉) お返事のこころえ(利用者さんの言葉) 宛メに参加している人たち(利用者さんの言葉) 宛メとの出会い(利用者さんの言葉) 初めての方 Q&Aヘルプ 宛メ、サポーター募集! 運営委員のご紹介 運営委員ブログ 特定商取引法に基づく表示 お問い合わせ 運営会社
twitter & facebook & instagram
フォローやいいね!すると宛メの情報が届きます。
緊急のお知らせなどもこちらから配信しますので、ぜひ登録をお願いします。
Follow Me