今は臓器提供が出来るよね。
他人に命をあげることは出来ないけど、分けることは出来る。
でも、ドナーになる人はものすごく少ないし、それも「私が死んだら臓器をあげます(生きている内は駄目です)」という人がほとんど。
価値があるものを他人に渡すって、なかなか勇気が必要なんだってことだと思う。
だから誰かに命をあげられる世界になっても、他人に命をあげようとする人は意外にいないかもしれない。
だって他人に渡せるってことは、自分だけでなく他人にとってもすごい価値があるってことでしょう?つまり、生きている意味や価値を感じられる人が今よりも多くなるじゃないかな。そうしたら死にたい人が減って、他人に命を渡すのを渋る人ばかりになるかも。
「誰か、私に命を下さい」と大金積まれても焦らして焦らして、せいぜい残り10年くらいになったら手放すとかさ。そんな感じになりそうな気がする。
だから結局、死にたくなくても事故や怪我や寿命がきてしまったら亡くなる方が多いんじゃないかな。
もしかしたら、親が子供を助けるために犠牲になるってことはあるかもしれないけど…そうなると子供は複雑だし心が歪んでしまうかもしれないから、あんまりして欲しくないと思ってしまうな。