あんまり意味は無い系。
いつか誰かが言っていた
「何が楽しくて生きているの?」
「どうしてそんなに頑張るの?」
随分と失礼で残酷な事を聞くなと
今でも少し笑ってしまう
多分僕はお金とかなんとか
それっぽい事を言って
やり過ごしたんだったと思う
夢があればそれでいい
大切な人がいればそれでいい
大事な事があるならそれでいい
欲しいものがあるならそれでいい
それは多分正しい
テストにはそう書いた方が良い
でもそれが何もないから
不思議だなって自分でも思うよ
どうしてまだ生きているのだろう?
努めて穏やかに書いているのだけど
本当はとても怖いんだよ
気持ちを定量的に書くのなら
20行ぐらい怖いで埋まるだろう
だって僕が商品だったなら
何がセールスポイントなんだろう
言葉に詰まっている間に
賞味期限が切れてしまうよ
誰にも見向きされないなんて
それは辛い
とても辛い
胸の中心が空っぽなんだ
いつも埋まってなくて
すきま風が冷たい
いつか穴が大きくなって
全部無くなってしまうのかも
死にたいわけじゃない
だけど積極的に生きたくもない
痛いのは嫌いだ
寂しいのも嫌いだ
そりゃ美味しいものを食べたいけど
いざ目の前にあったら尻込みする
自分のやつじゃないとか
毒が入っているとか
証拠もないのに疑り深いんだ
お腹が空いて仕方ないよ
優しいのも怖い
賑やかなのも怖い
もしも許されるならば
眠っていたいよ
夢の中では騙されたままだから
ろくな夢は見れないんだけど
まあでも相変わらず僕は生きている
身体もそれなりに調子がいい
天気が良いとちょっとうれしい
星を眺めるのも悪くない
理不尽だと思う
こんなに何と無く生きていて
間違ってると叱られるだろうか
一応悩んでいるのだと
誰も気づいちゃくれないかな
自分なりには困ってるんだぜ
そういうあたりも含めて
空っぽ感を埋める術を探しさまよい
どこまでいけるかな
きっとどこまででも。