なぜだか最近 怖くてたまらない
自分の中の あらゆるものに対する恐怖が
互いの境界を打ち破って一緒くたになって ひとつの漠然とした強大な「恐怖」の
塊となって息をつまらせる
13年前の震災を思い出す
あのあと5年くらい 夜中に目を覚ますと
背中の下が揺れているようで泣き出しそうになる夜が続いた
震度7地区で被災したけど
知り合いの誰も亡くならなかったし 家も財産も失わなかったから
わたしは傷ついたなんて言ってはいけないんだと思って ずっと我慢してた
耐え忍ぶうち 恐怖は忘れたと思ってたけど
何故だか今になって あの感覚が戻っている
夜になると全身が恐怖でいっぱいになる
今にも地面が動き出すかもしれない緊張感
地震のニュースを続けざまに見たこともあるのだろう
だけど その感覚とは別に いまわたしの思考を支配しているのは ほんとうはまっ
たく別の恐怖だ
地震とは程遠い きわめて精神的な恐怖だ
わたしは一生人を愛さず 誰からも愛されず
欠陥した人間のまま 秋葉原の通り魔とも共鳴する暗い思いを抱いてひとりぼっち
で人生を終えるかも知れない という恐怖――
どうしてそう思うのかわからない
どうして そんな風に感じ それがそんなに怖いのかわからない
説明のつかない恐怖心が 13年前の具体的な恐怖を呼び起こしてしまったのかもし
れない
ともかくいま 怖い 苦しい……
たぶん疲れているだけなんだろうけど
それにしたって 何だってこんなに ずっとずっと疲れているのだろう
意味のわからない文章だと思う
誰かに 聞いてほしかった
ありがとう
ごめんなさい
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