最近キンモクセイの匂いが風に乗ってやって来ます。
何処に咲いているのか、引っ越して来て数か月のこの土地でまだ見つける事が出来ていません。
キンモクセイの匂いがすると制服を着て通っていた高校生の頃の自分が思い浮かびます。
登下校時に沢山の草花を見て友達とあの花何かな?と自転車に乗りながら話したり、季節が流れる度に景色や風の匂いが変わって行くのが楽しみの一つでもありました。
今年社会人になってからそんな事を思い出す事が多くて、少し寂しくなって無性に友達に会いたくなったり、そう思うだけで胸が痛くなります。
母や父が「学生時代は一生の宝物」と言っていた気持ちが今こうして分かるような気がしました。
*かなで*