進研の個人情報漏洩のお詫びで“500円分の図書カードか寄付どちらかお選びください”と言うハガキが来た。
私は寄付にチェックした。
図書カードは欲しかったけどなんとなく寄付にした。
なんとなくだった。
後に親にあんたなんで図書カードじゃないの?って聞かれた。
“んー、なんとなくかなぁ〜”
“バカじゃないの?これはお詫びだしもらえるものはもらっときなさい。それに寄付されないかもしれないでしょ”
そう言われた。
確かにその通りかもしれない。
けどなんとなくいやだった。
もしかしたら、その500円分で誰かが救われるかもしれない。
そんなこと言ったら妹に
“なに偽善者ぶってるの?”
と言われた。
自己満足でも偽善者でも綺麗事でもなんでもいい。
私がそうしたかったからしただけ。
それだけ。
もし、それで誰かが救われるなら嬉しいじゃん。
だから私は偽善者なんてもの簡単に受け入れたい。
なってお話…。