今日が始まる。
朝日がのぼり
太陽が消えるまで。
それまで
僕は何をしているのだろう。
太陽が眩しい。
人間がいる。
そこに生えている
生きている
草なんて気にせずに
踏み潰しながら
歩いている。
そうやって
どんどん
僕等は
壊していく。
破壊していく。
捨てていく。
自分以外のものなんか気にせず
自分のためだけに
そうしたって
自分が満足するだけなのに。
ほかのものが
犠牲にされて
でも
その犠牲にされたものだって
何かを犠牲にしている。
そうやって
この世は回っている。
世界は回っている。
地球は回っている。
そうでもしないと
成り立たない。
でも
それを
助け合いだというものもいる。
それじゃあ
君は
日々の生活の中の
ひとつひとつに
感謝しているのか。
毎回毎回
息を吸うたびに
酸素を使うたびに
地球に
ありがとうと言っているのか。
想っているのか。
どうなんだよ。
言ってないだろう。
想ってないだろう。
”そんなこと言わなくても想わなくてもわかる。”
わかるわけないだろう。
通じるわけないだろう。
想ってないのだから。
またまた
こんなこと考えたって
僕にはどうしようもないのに。
僕にはどうもできないのに。
あ~あ。
こんな世界なんて
終わってしまえばいいのに。
人間なんて
消えてしまえばいいのに。
そんなことを
想っている間に
太陽は
沈んでいく。
そして
星が
月が
宇宙が
見えた。
Lilann