体が軽くなりました。
感覚が乏しくなった。
ずっと重たかった。
動くはずの体が動かなかった。
頭もお腹も目も胸も痛くない時はなかった。
文章が読めなかった。
意味が入ってこなかった。
ずっとふらついてた。
気持ち悪かった。
苦しくて、つらかった。
でも音楽は私のそばにずっとあった。
楽しかった。体が軽くなる感覚がしてた。
きっと吹っ切れたんだと思う。
家族に向かって笑って話しかけたとき、
「休む時間だらけなくせに何もやらない。なんなんだよ?」
それが最後だった。笑ったのが。
私は週七の部活。週六の授業。帰りはいつも午後7時。
帰ってからは次の日の小テストの勉強。
そしてその日の復習。
ねぇどこに休む時間だらけな時があった?
ちょっとスマホを見て休憩するのはだめ?
その後からは怪我をしても痛くない。
味がしなければ匂いもしにくい。
苦しいとか、悲しいとかもわからない。
目はピントが合わなくてぼやぼやする。
あんなにうるさかった音もどうでもよくなった。
好きだったものを否定されても、奪われても、
もうどうでもよくなった。
そしたら体が軽くなった。
体が動くようになった。
体の重みさえもわからなくなった。
でも親からの重りと鎖が増えた。
制限が増えた。スマホの使用時間は1時間。
業務的なことに使ったらもう終わり。
体は動く。
でも飛び出すには鎖が邪魔だ。
植物のつるみたいに鎖が絡みついてる。
下手に動いたら一生動けなくなりそう。
せっかく光をつかめたのに。
つかんでるのに闇で覆い隠されてしまう。
自分はどこにいるのだろう。
まるで泡になってしまたみたい。
広い海に身を投げた人魚姫のように。
自分も泡になれたのかもしれません。
誰にも気づかれないところに
自分を置いて行ってしまったようです。
さよなら。自分。
なら残っているのはなんなのでしょうか?
まるで殻のようです。
抜け殻はつぶれずにいられるでしょうか。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください