どうも、nanaha.です。
皆さん如何お過ごしでしょうか。
僕は最近ガラスペンを購入しました?️
本の好きな文章とかをガラスペンで書くなんてどうかと考えています?
今回の小瓶は、かまどさんとみくのしんさんの「本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む」のブックレビューとなります。
ネタバレも含まれますのでご注意ください。
この本は、国語の授業以外で本に触れてこなかったみくのしんさんが、親友のかまどさんとともに読書にふれる本です。
読んだラインナップは、太宰治「走れメロス」、有島武郎「一房の葡萄」、芥川龍之介「杜子春」、そしてこの本限定収録の雨穴「本棚」の4冊です。
読書中の二人の会話や、読了後の感想文など、読みどころ満載で楽しい一冊です。
もうとにかく、みくのしんさんが楽しそうに読書なさるんですよね。
登場人物に共感したり、叱責したり。
情景描写の一つ一つを丁寧にすくい上げて話をしたり。
タイムリミットをティッシュを並べることで表現し始めたり。
「毎日々々」を「まいにちちちちち」と読んだり。
本当に読書をしているのかわからないほど、騒がしく実況をつけて読むんです。
読書嫌いの人にも、毛嫌いせず読んでいただける本だと思っております✨️
また、みくのしんさんは感受性が豊かで、飛ばして読んでしまうような一文にも意味を見出すプロなんです。
それが非常に新鮮で、僕もこれほど深い読書をしてみたいなと思いました。
かまどさんがあとがきで、なんとなくで読み飛ばしたり数行まとめて読んでしまう己の読書を恥じた、と書いていらっしゃるんです。
僕もこの内容に非常に共感しましたし、きっとこういう方は多いと思います。
でもみくのしんさんは、「本に正しい読み方なんてないんでしょ?」とかまどさんからもらった言葉を真正面から返してきたそうなんです。
僕はこの言葉を読み、背筋がすっと伸びたように感じました。
この伸びた感覚を忘れなければ、より豊かに本を読める気がしました。
最後に、この本で心に残った文章を贈って終わりにしようと思います。
『でも、みくのしんがめちゃくちゃで自由奔放な読書を楽しんでいたのなら、自分の不格好な読書も同じように愛したっていいはずだ。なんせ、本に正しい読み方なんてないのだから。』
ぜひ、お手にとってみてください。
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引用:本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む/かまど・みくのしん(大和書房)
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