大いなる愚痴。独身税だ、子供を自分の意思で持たない40以上に人権なしだ、と、独身または子無しの人間に対して批判的で烈しい言葉がネットでは散見される。

大いなる愚痴。独身税だ、子供を自分の意思で持たない40以上に人権なしだ、と、独身または子無しの人間に対して批判的で烈しい言葉がネットでは散見される。

自分は批判される側に該当する。働いて税金を納めてはいるが未婚である。そういう意欲や意思がない未婚である。正直肩身は狭い。そういう事を言う人の気持ちは結構わかる。個人の自由だ！お前の価値観を押し付けるな！と言ってもいいのかもしれないが、そういう反論をする気になれない。
社会のために自分は力を貸していない、我が身を削って次世代を生み出し育成するという何十年ががりの重労働から逃れて楽をしている、という後ろめたい気持ちが自分の中にあって、申し訳ないなと思う。
それでも面倒くさいのレベルどころか恐怖症的な気持ちで結婚も子供も欲しくないからそれを出来ないでいる。

ただ、不満なのは
自分の身近に不倫をしていた末に「デキちゃった」人がいる。
結果的にその不倫カップルの既婚者側は離婚をして不倫相手と結婚(つまり略奪婚)に至った。そしてまもなくして子供が産まれた。その不倫カップルは、世間的に見れば「結婚していて子供も育てている家庭」だ。
彼らは、いい歳をして未婚の自分よりも世間的には「人権ある人」「社会にとって優遇すべきな人」の扱いになる。
自分は人の道徳や倫理に反する事はしてないが、略奪婚をしてでも子供を育てている人の方が表向き偉い事になるのは、どうも切ない。
略奪婚したなんて人聞きの悪い事実は本人達がひた隠しにするのだから、最低限の当事者以外は全く知らないままだ。
だからそんな裏事情を何も知らない多くの人々は彼らに親切で好意的だ。
そして自分のような人間には「お前は何やってんだよ」と少なからず苛立ちの気持ちを向けるのだ。あぁやってられない。

でも世の中結果が全てであるなら、やはり国の繁栄や子孫繁栄に貢献してない自分の方が社会的には役立たずのクズなんだろう。