あんなに楽しかったものが楽しくない

歌うことも

ネットをみることも

本を読むことも

漫画ですらも


面白くない
楽しくない


プリキュアもアイプリも


ものすごく光って見えるけれど、
楽しいけれど、時々すっと冷めてしまう。



あぁ
プリキュアを見ている私の背中がいかに滑稽か。


自分が馬鹿馬鹿しくなるのだ。






インターネットを見て、
心にもないことを呟いては消しを繰り返す私を

厨二病を拗らせている私を



大して上手くもないのに
無理やり下手な歌を歌う私を




大して学びにもならないファンタジーを読む私を




私はどこかで馬鹿馬鹿しいと思っているのだ。

そう言って、誰かに肯定して貰えるかもしれないと思っている自分が、気持ち悪いのだ。



好きだったものを肯定できなくなっている。




そいつが私を1番肯定する時が、
勉強して辛い思いをしている時なんだろう。




もう1人の私はきっと、
生産性のある私が好きなのだろう。

役に立たない私は嫌いなのだろう。





少し前までは上手くそいつの口を聞かずに
気楽に生きられたのだが


近頃そいつの声が大きい。

黙ってくれ。




いつでも私を否定しないでくれ。



もう1人の私くらい、私を愛してくれ。





愛せないのだ。
恵まれているくせに努力できない自分を、
役に立たない自分を、
他人に迷惑をかけている自分を、


愛せないのだ。


消えてなくなればいいとずっと、ずっと


思っているのだ。





役たたずはいらないと思っているのだ。






決して役たたずではないと、わかっているのに。




頭のどこかで勝手に、
己が成し遂げたことなど何も無いと
己を嬲って殺して痛めつけている。



痛々しくて見てなんていられない。


自己愛しかできないのに
自己愛を施せば施すほど
どこかでもっと自分を嫌いになる。


なんだ、私は2人いるのか。
いいや、

そんな訳はない。




愛せよ、自分自身を。
隣人を愛するように、
己を愛せるようになりたい。


今宵もこの心臓が動くことに感謝できるようになりたい。