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言えなかった愛してる「短編小説」

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星野 綺羅羅(ほしの きらら)。中学2年生。自分で言うのもおかしな話だが、いわゆるヤンデレというやつだ。
自分の気持ちを言葉で表すのが壊滅的にヘタで、結局溜め込んで、すぐに体を壊して、学校を休むときなんてザラにあった。

友達に話すのは3年かかった。小学6年生のときに初めて病んでいる自覚をもち、でもこの事を話したら嫌われそうで、3年もかかってしまった。でも、友達は話しても、否定してくることはなかった。それが私だっていうことを認めてくれた。私はただそれが嬉しかった。

私は周りから恵まれている。けど、私自身は結局守られていないと生きていけないようになっていってしまった。
すぐに物事を溜め込んで、そのくせ人に上手に話すこともできないから、発散の仕方がわからない。

自己管理がとてつもなく下手くそだったのだ。
冬はこもってばかりだから、日光を浴びずにうつ状態になるし、ストレスを溜め込みすぎて疲れて、結局パニック障害をおこすし。

運動も全然してないもんだから、持久走ではそもそもグラウンドを5周すらできない。
勉強も好きじゃないし、顔はお世辞にも可愛いとは言えないし、なんで生まれてきたんだろう、なんでこうなってしまったんだろう。

いい人たちに恵まれてきておいて、なんで、なんで、なんで...どうして、こんな風に育ってしまったのだろう。
生きたくても生きれない人だっている。学校に行きたくても行けない人もいる。そんなことわかってる。

でも、これからどうしていったらいいのかは全くわからない。怖い。学校が、教室が、人間が、全部怖くなってしまった。
なんで怖いのかも、どうして怖くなってしまったのかも自分でもわからない。

はっきりいって、なんで今まで生きてこれたのかもわからない。いっつも死にたいって思ってた。
だけど死ぬのが怖かった。だから死ねなかった。ただそれだけだった。

私にとって、怖いというのは何なのか、それが全くわからなかった。
周りもどうしてこんな私を認めてくれたのかさえもわからなかった。

ただ、周りが認めてくれたおかげで、前よりは死ななくてもいいかなって思えるようになった気がする。
結局なんで私の周りにいてくれるのかもわかってない。

いつになったらそのことを分かれるのかがわからない。
けど、今はまだ、わからなくていいのかなって、そう思ってた。

でも、違った。こんな私だからしょうがないけど、ちょっと信じちゃったなぁなんて。
結局私の味方をしてくれたのは君だけだったね。

友達として、私のことを大切にしてくれた君、私のそばにいて、いつも支えてくれた君、私は君に助けられてばかりだったね。

今までありがとう。そういえば、直接言ったことなかったかな、君のこと世界で一番愛してるよ。
先に天国で待ってるね。







彼女の手紙はここで終わっていた。
彼女は、もとからプレッシャーなどによるストレスを溜め込みやすかった。

誰かから期待されたときは、そのとおりにやってみせたし、周りには苦しそうな顔を見せたことなどなかった。
とても、とっても、いい子だった。

なのに、彼女はいじめられるようになった。彼女は耐えようとした。
周りはいじめっ子たちの標的が自分に向くのが怖くて、彼女は助けようとしなかった。

僕は、なんとか助けたいと思って、僕だけでも彼女の支えになりたい。そう思った。
でも...助けられなかったのだ。

手紙が、僕の顔から出てくる水でポタポタと濡れていっているのがわかる。
その日の空はまるで天国を表すかのように快晴だったことを僕は今でも忘れないだろう。

彼女は書いてくれたけど、僕は言えなかったな...。
僕も君のこと、世界で一番愛してるよ。天国で待っててね。

その後、僕がいじめに関する論文を書いたのがとある場所の目に留まる。
講演会を開き、各地を回り、いじめがどんなものなのかを生涯をかけて伝えて回ったことは、天国に行ったときの土産話にしようと思う。
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