自分に送るなら、やっぱり曲がいい。
今年は3曲作ったよ。
でも、誕生日用の曲も普段作ってる曲も特に違いはないし、言っちゃえばただの日常だった。
就活に追われて、素直に喜べない誕生日だった。
おめでとうの言葉が逆に痛くて、｢何がおめでたいんだよ｣なーんて心の中で毒突いてみたり。
けど、留学先でできた友達からメッセージが来たときには、ちょっと嬉しかった。 時差があったから一日遅れだったけどね。
ストレスを全力で織り込んだ曲だから、大分闇っぽいというか、完全に地獄に堕ちそうな歌詞だけど、これも良い記念になるだろうか。
誕生日に日記をつけてその年を振り返るように、誕生日に曲を作れば一種の思い出日記になるのかもしれない。
ところで、趣味で自己満足CDを作っているのだけど、次に作るCDのテーマは｢英雄｣にしたの。
それで、英雄って何だろうかって最近考えているんだ。
どうして英雄は、知りもしない民衆のために戦えるのか。
どうして苦難を独りで背負わなければいけないのか。
英雄本人は、それを望んでいるのだろうか。
もし、英雄たちが戦いを止めたくなったら？
正義の名のもとに押し付けられた使命、その犠牲を引き受けて、浴びせられる賞賛によって正当化される。
輝かしい英雄譚の裏で、等身大のヒーロー達は何を思うのだろうか。
等と心に刻みながら、曲を作るのです。 あと6曲、夏までに完成させたいな。
そして21になっても幻想が頭にこびり付いて離れない、そんなアタシはけっこう手遅れかもね。
ちなみに過去のCDのテーマは「魔法使い」「瓦礫の国」、何時になったら童話依存症は治るのかな。
Happy or not happy birthday.
頑張って生き抜いた英雄に祝杯を。
やっぱり祝杯よりプリンが良い。
でもこの曲は、ちょっとやり過ぎた感があるなぁ……。まあ、自分用の曲だし良いか。
英雄もきっと、疲れてしまったんだね。
甘邪鬼
何も知りたくなかった
もう休みたかった
独り消えれば良かった
皆捨てれば良かった
泣いても意味なんてなかった
もうどーでも良かった
皆壊せば良かった
いっそ死ねば良かった
（大嫌いだよ、貴方も何もかも）
深いため息交じり
無理して嘲笑った
（傷に滲んだ涙が煩わしい）
吐きそうな正義感
踏み躙ってやりたかった
あーくだらねぇな
変わるwinner or loser
whether you love or not
流転するblack or something
あーつまらないな
何も興味が無いや
血塗れの心臓引き摺って
愛らしい仮面外したくて
早く私に戻らなくちゃ
ah終わらない攻防
とてもつまらない衝動
差し出したはずの命が恋しい
もう終わりたい現状
だけど止まらない強情
誰かあたしを救い出してよ
（大嫌いだよ、自分も何もかも）
最悪のシナリオ 捨て切れやしなかった
（傷に滲んだ血が止まらないんだ）
誰一人残らず 殺しちまいたかった
あーくだらねぇな
変わるright or not right
whether you love or not
流転するblack or something
あーつまらないな
どれも興味が無いや
貴方への愛を引き摺って
向けられる期待が重たくて
出来の悪い私が憎たらしくて
ah終わらない攻防
とてもつまらない衝動
汚れきったはずの命が愛しい
もう終わりたい現状
だけど止まらない強情
誰かあたしを救い出してよ
助けてと何度叫んでも
耳貸す人なんていやしなくて……
高く髪を結って
外行きの笑顔貼り付けて
今日も今日とて英雄像を
独り演じているんだ
不適な笑みを振りまいて
正義の犠牲を引き受けて
ah終わらない攻防
とてもつまらない衝動
差し出したはずの命にサヨナラ
もう終わりたい現状
だけど止まらない強情
貴方との出逢いに祝杯を
