泥のように眠るとき、いつも昔の夢を見ている
若干現実との区別がつかないまま目が覚める
そして考える
昔の自分はとんでもないことをしてしまったのではないか
人の人生を壊したかもしれないのではないか
おそらく実際そうなのだ
精神年齢が途轍もなく低かったせいか
15歳の自分は、一体、何を
今はどうしているのか知るすべもないあの人とあの人は
あの時なにを思ったのだろう
結局のところ登場人物全員傷つけあっただけだったのではないか
挙げ句自分一人だけ責任から逃れた
それはそうか、客観的に見れば自分は何もしていない側になる
事情を話した人にもそう言われた
でも、自分がもう少し双方のことを考えて、
せめて双方にとって面倒な部分、騒動のきっかけとなったあれを少しでも緩和できていたら
そうできていれば今頃こうなってはいなかったのかな
よく虐められた人は傍観者も加害者と一緒だと言うが
ならばケースは違うが自分だって加害者だ
ただ傍観しただけ、自己保身に走っただけ
それだって責任が生じるべきだった
こう言ってはいるけれど、今は以前ほど贖罪なんかに拘っちゃいない
ただ夢を見るといつも思い出す、それだけだ