僕の好きな漢字は嘘です。
何となく、偽りの偶像として輝くのがかっこいい気がする。こんな気持ち悪い僕でも偽りの偶像としてなら輝ける。僕みたいなゴミ人間は、他人を困らせぬように、ただひたすら、輝く偶像として生きるのがいいと思う。でも、僕はそれより自分の欲を優先しちゃう。僕は自分の感情を押し殺した偶像にすらなれない無価値な人間。中途半端。だから、どちらかにしたい。だったら、偽りの偶像のほうがずっといい。誰にも迷惑を掛けない。何なら、都合いい友達としてだっていい。誰からも素敵で、便利な、「偽りの偶像」になる。