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狼の紡ぐ言葉が。

カテゴリ

小瓶を開く。



お手紙を読む。



ペンを咥える。



一行。
「通りすがりの狼です。」




ペンが止まる。




ペンを置く。




海を眺める。










そんな毎日をくり返しています。狼です。


最近、多くの言葉に触れて、狼の中でも何かが変わりつつあります。それは決して悪いものではなく、無常の世の中では、ごく自然なことです。
けれど、変化が起きているときは、どうしても動きにくい。足が止まったり、ペンがうまく走らなかったり、どうもうまくいきません。

どうしても、数行文字を書いても、その文字たちは狼の心に寄り添わず、気ままに出かけていってしまう気がするのです。ずっと、その言葉たちを探しているうち、海に流れ着く小瓶にお返事を書けない期間が続きました。

でもちゃんと狼の文字を届けたいから。響かなくとも、ただ届けたいから。もう少し、悩んでいくつもりです。

狼の小瓶を拾ってくれた、優しいあなたも、きっと悩んだことがあるのでしょうね。悩むことは、あなたが自分の心と、その文字を読む誰かを思っている証拠。素直な叫び声も、四苦八苦して絞り出したかすれ声も、全部大切な、あなたの言葉です。


あなたはどんな言葉が好きですか。
あなたが辛くなった言葉は何でしょうか。
あなたが伝えたい言葉は何でしょうか。


未熟な狼に教えてください。
またそうやって、あなたを知っていくことができれば、と願うばかりです。

必ずまた、みなさんの小瓶にもお邪魔させてください。狼はあなたとお話できる日を、楽しみにしております。

198862通目の宛名のないメール
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お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください

お返事が届いています
通りすがりの狼
(小瓶主)

ひつじのくぅさんへ。

出会えたことを幸運に思ってもらえること、とても光栄に思います。
狼を探して歩いてくれてありがとう。
またいつでも海でお話しましょうね。

ひつじのくぅ

狼さまへ。

お返事ありがとうございます。心があたたかくなりました。

狼さまはノーカン、確かになぁ、と思うと同時にとても嬉しく感じます。

人に弱みを打ち明け背中をみせるのは苦手ですが、狼さまなら、と思える。

狼さまに出会えた私はとても幸運な人間ですね。

通りすがりの狼
(小瓶主)

ひつじのくぅさんへ。
お久しぶりにお返事をありがとう。

人に頼る。その選択をしたのはあなた自身ですよ。赤子のように、全てを誰かに任せることなく、あなたはあなたの意思で「ここに帰る」ことを選んだんです。あなたがこの先も、そうやって選択をしていくための、大事なひとつの選択です。

そうですね。どんどん外側を固めているうちに、いつの間にか内側は空っぽになっていく。前に向かって歩く度、後ろはどんどん崩れ落ちていく。

結局、自分が納得できるかどうかでしょうか。自分の心と、相手の気持ちをすり合わせて、最後に「きっとこれなら」と思えること。あとは海と風の気分次第ですから。自分がどれくらいの内側を持って、どれくらいの層の外側を持てば納得するのか。それを探し続ける作業なのかもしれませんね。

受験は人生のほんの一片。されどとても大切で重たい一片ですね。困難なこと、たくさんあると思いますが、あなたが「やってよかった」「頑張ろう」と思える選択ができるよう、狼は願っております。


くぅさん。そんな必要はないと狼は思いますが、もし人に頼ることに引け目を感じるのであるならば。

狼はヒトではありませんから、ノーカンですよ。
またいつでもいらしてくださいね。

ひつじのくぅ

狼さまへ。
くぅです。ご無沙汰しております。
しばらく自分の端末から宛てメに入れなくなってしまっており、一時この海から離れていました。

でもやっぱりここなしで私はやっていられないようです。
また、ここに帰ってきてしまいました。
人に頼らずとも立てるような、強い人間になろうと思ったのに。結局ここに帰ってまた文字をつづっております。


人に伝える言葉を選ぶこと、私もとても難しく感じます。
多分、思ったままに書いた言葉は本心に近くても、正しく映してはくれない。

でも、吟味しすぎた言葉は少し歪んでしまって、鮮度が落ち
言いたかった当初の感情が薄れてしまう。

私は最近、勢い任せに率直な思いを載せた文を書いた後、少ししてから見直して、手直しを加えてから流すようにしています。
言葉の鮮度を保ちつつ、程よく吟味された状態を目指しています。


来年度から受験生と呼ばれるようになります。今既に多方面からの圧に屈しそうですが、足掻いていこうと思っております。

「無理せず自分らしく」を謳うこの社会で、「自由を失くせ」と強要されながらも、なんとか、海を見ることを忘れずにいたいです。

通りすがりの狼
(小瓶主)

もずくさんへ。お返事ありがとう。

そうですね。悩みますよね。考えれば考えるほど、言葉が曲がって見えてしまう。もずくさんも、そうやって海を歩いているのですね。

狼は、もずくさんがポケットにしまったお手紙にも、興味があります。もずくさんが、どんな風に悩んで、言葉を紡いでいるのか、とても気になります。

ありがとう。そう言ってくれて、狼もまた歩くことができます。もちろんもずくさんの言葉も、狼の元に届いていますよ。
またお話しましょう。お互い未完成のままの、お手紙を添えて。

mzk

ふゆさんこんにちは。
mzkです。

僕も最近、お返事が書けなくありつつあります。
流れ着いた小瓶を拾い、それを読み、お返事を書こうとする。
けれど、納得がいかず、手紙をぐしゃぐしゃにし、ポケットにしまうのです。
この言葉で、誰かが傷ついてしまうのがとても怖いから。

ふゆさんの言葉はきちんと届いています。
僕の心に、響いています。
またお話しさせてください。
貴方の毛並みに寄り添いながら。
一緒に海を眺めましょう。

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