そう言ったノマドは今日一番の笑顔を見せた。
ノマド「もっとさ、アンタの事教えてよ。俺の事アンタに教えたんだから」
『あ、嗚呼、、、勿論』
ノマド「父さん、とかは未だ呼べないかもだけどさ、アンタは父さんと同じ位尊敬出来る人だって今思った。俺もアンタみたいになりたい」
『そう思ってくれるなら嬉しい』
そう言ったノマドは俺に小指を向けた。
ノマド「だからさ、約束!」
“俺が父さんって呼べる迄傍で沢山話を聞かせて”
ノマド「アンタ、、、”ラフ”みたいに強くなるから、沢山笑って指導して!」
名前を呼んでくれた事が嬉しくて顔に熱が溜まっていく。
『ふっ、、、そうか、、、なんだかプロポーズみたいだな』
ノマド「な゛ッ、、、や、約束、、、!」
俺よりも顔に熱が行ったかの様にノマドの顔も紅く染まった。
其の顔の儘ズッと小指を俺に近付けた。
『ははっ、そうだな、、、約束』
ノマド「絶対に、約束守ってね」
『、、、、、、嗚呼、善処する』
ノマド「何、善処するって!絶対約束!」
お前が俺の様になりたいと言ってくれても”絶対”は無理かもしれないな。
『、、、お前が強くなれるまで頑張るよ』
ht「、、、ノマドで良いから」
『え?』
ht「名前、、、お前、とかじゃなくてノマドで良い、、、」
『、、、そうか。ノマド』
そう言って頭をポンポンと叩く。
『じゃあ帰ろうか、、、我が家に』
ノマド「うん、彼奴等にも謝らなきゃ、、、、、、ばいばい」
此奴、、、ノマドはそう言うと【残飯処理係】にヒラヒラと手を振った。
残飯処理係も手を振るかの様に湖の上で煌めく夕陽を背に跳ね上がった。
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いつも『総統様、私達に命令を。』をご愛読頂きありがとうございます。
本日はお知らせがあり、この様な場をお借りしてお知らせ致します。
2/8に定期テストが迫っており、学業の方に専念したいので2/10まで投稿をお休みさせて頂き、2/11よりまた、投稿を再開したいと思っております。
誠に勝手ではございますが、ご理解の程お願いします。