友達の基準ってなんなんでしょうか?
僕は、本音で話せる人だと思うんです。
ぼくと仲良くしてくれている子がいるんです。あの、髪飾りの話で出てきた鈍感な子です。
名前は出せないから、仮名になるんですけど双葉ちゃんにしますか。
双葉ちゃんは一緒にいて楽しい人って言ってました。安心しましたね。
彼女の基準で言ったら僕は友達に入ると思うから。
僕の基準で見たら、僕と彼女は友達ではないです。
本音で、話せないから。
仲の良い家族のふりをして、優等生のふりをして。
彼女に本音で話そうとしたことは何度もあります。勉強、嫌だなぁとか。
そういう事を言うたび、彼女は「え?なずな、どうしたの?」って答えるんです。
彼女は、本当の優等生なんです。作ったりしていないんです。
もう、本当の僕は見せられない。僕は、本当の友だちになれない。
すごく、つらいです。悲しいです。たまに、本当のことを言いたくなります。
「私は、こんなんじゃない!あなたが思ってるような人間でもなければ、あなたの思ってるような家族でもない」って。
でも、本当の僕を見せたら絶対に彼女は離れていく。それは分かってます。
だから、これからもずっとずっと偽りの「私」を見せていきます。
僕は、怖いんです。双葉ちゃんに嫌われることが。家族みたいに冷たい目で見られるようになるのが。
最初から、暗いところを見せておけばこんなことにはならなかったのかな。
いや、この僕を最初から見せてたら仲良くはしてくれなかったはず。
じゃあ、何が正解なんだろう?
悪いことをしているっていうのも分かってる。
騙してるっていうのも分かってる。
本当の僕を双葉ちゃんがいつもの「私」以上に好きになってくれることもない。
すごく口が悪いのに、双葉ちゃんにふさわしい友だちになれるようにきれいな言葉遣いにしている。電車の音が大きいときとかに「うるせぇな」とか思っても、ちょっと困った感じの笑顔で「えへへ、ちょっと音大きいね」とか言ってる。そしたら双葉ちゃんは「あはは、そうだね。ちょっと大きいね」って返してくれる。
双葉ちゃんに遊びに誘われたときも、双葉ちゃんが僕に抱いてるイメージにあった服装をしていった。予想通り、双葉ちゃんが来ていた服も僕が着ていった服によく似ていた。
双葉ちゃんは「わあ、なずなの服かわいいね!なずなにすっごく似合ってる!」って言ってくれた。
笑顔で聞いてたけど辛かった。
僕が好きなのはこういう服じゃない。逆にこういう服は嫌いだ。だけど、双葉ちゃんに似合ってるって言われた。やっぱり、僕が着たい服は僕には合わないのかな?それとも双葉ちゃんから見て僕のイメージはこんな感じってこと?
でも、それと同時にほっとしましたね。
やっぱり、こっちにしてよかったなって。
僕が好きな服は、かっこいい感じのなんです。
ズボンとか、好きですね。あっちを着ていったら双葉ちゃんはびっくりしたか、がっかりしたかだと思います。
彼女と仲良くしたいです。自分を隠してでも。
おかしいですよね、たった一人の人間に嫌われるのが怖いなんて。
たまに先生に「二人は親友なの?」って聞かれるんです。
もちろん、違います。双葉ちゃんに見せているのは本当の僕じゃないから。
それで僕がどう答えるべきか困っていたら毎回双葉ちゃんが「そうです!親友です!」と答えるんです。
僕は彼女と友だちになることはできない。じゃあ、僕たちの関係は何なんだろう?
双葉ちゃん目線、じゃなくて僕目線で。
…「偽りの友達」かな?
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なずな.
「大切な存在」…そうかもしれません。
僕を初めて認めてくれた人が彼女でした。
優しい言葉をかけてくれたのも、彼女が初めてでした。
難しいですよね、現実の人間関係って。
いつも、ありがとうございます!
名前のない小瓶
なずなさんにとって、その子は「大切な存在」なんじゃないでしょうか。
「大切な存在」といっても、沢山種類があります。(その人とずっといたい、その人を利用したい、その人に頼りたい、など。)
それを一括りにしたら、「大切な存在」に結びつくと思うんです。
でも、俺もこういうことはあまりよく分からないんですよね…笑
普段は「友達」って言葉に縛り付けられて、皆と上っ面だけでお話して、お世辞の言い合いですもん。
難しいですよね。
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