12月11日
今日ね、委員会最後の集まりだった
君は最後まで笑って私に話しかけてくれてたよね
どんだけ私が酷いこと言っても、無視しても、委員会の時は絶対話してくれたよね
君は、私が何に対して傷ついたかわかってないだろうけど、まだ私に愛想尽かしてないって、関わってくれるだけですごく幸せだなぁって、その時だけは、この世界に私がいるって存在ができてるようで嬉しかった
でもそんな幸せな時間も終わりだね
まだ2学期は残ってて
毎週木曜日、二人で朝早く待ち合わせして二人で登校して、二人きりの教室で、2人だけの時間を過ごせるのも、二人で草抜きも、委員会の仕事ができるのもあと数えるだけしかない
私ね、君との草抜きの時間が、学校で1番楽しみだったんだよ。
変だね、草抜き嫌いなのに
君が側にいてくれるならなんでもできる
そんな気がする
今日はもう少しで雨が降りそうだった
周りには誰もいなかった、ちょっと暗かった
だから二人の笑い声が私と君の笑い声がやけに響いて聞こえた
君と肩を並べて、私の身長が君の肩くらいまでしかなくて、25センチも違って、びっくりしたし、君が変にボケるから久しぶりに声出して笑った
君と話してる時は少し昔の自分が戻ってくるような気がする
無邪気で、なんでも楽しめる自分
不思議だね、第一印象はなんだこいつ、はじめっから下の名前で呼んできやがって
だったのに、今は、君がその名前を呼ぶだけで胸が温かくなる
自分の名前は美しいが入ってて、名前負けじゃんって、ダッサって、もうほんとに大嫌いで
でも君が呼んでくれる時は、この名前でよかったって思えるんだ
君にはもらってばかりだね
何一つ返せてないや
私のそこまで上手くない絵も、褒めてくれる、これ描いてって言ってくれる
意図して言ってくれてるんじゃないんだけど、毎日言ってくれるのがすごく嬉しくて、
絵を描いてて良かったって思える
君が笑ってくれる
私はずっとその笑顔を近くで見てたい
でもそれは叶わないんだよね
だから私は今日も嘘をついた
『私ね!○○って言うYouTuberの編集者の○○って人めっちゃ好きな顔なんよ!』って言った時君は
『知っとる!!!自分も好きーめっちゃイケメンよねー』って共通の好きができて嬉しかった
『でも1番の''推し''は○○(君)』だよって言っちゃった
ありがとうって、そのありがとうは君から出るありがとうの中でも、いちばん嫌い
まるで私から恋愛感情を持たれていなくて安心したようなありがとうが、私が好きなことが迷惑って言われているようで、
だから私はもう好きって言わない
言えないんだ
君が笑って、気遣って、やんわり断る君の顔を見たくないから
君が、ずっと幸せで、笑顔でいてくれるなら私は何があってもずっとこの気持ちを隠し通すよ
こんなに好きになった人初めてで、どうしたらいいかわからない
ドロドロして、黒くて、汚い
他の女の子と話して欲しくない
その瞳に私だけを映して
それができないのは、私が1番知ってるのにね
私は、これからも君が好きなままだと思う
君もこの気持ちに気づくことはないと思う
だから、私最近、全部笑って過ごすでしょう?
君がどんなに私の地雷を踏んでも、笑って過ごす。
君に心配させたくないから
傷つけたくないから
君が、私の背と君の背を比べた、その手で、私に触れることのないその手で、他の女の子を優しく撫でる日が来ないことを願うばかりで
あわよくば私に触れてくれる日が来ると願って
そんな日は来ないのに
私が君を嫌いになれる日は来るのでしょうか
この思いを忘れさせてくれる誰かが現れるのでしょうか?
そんな人絶対居ないのに
だいすき
離れたくないな
ずっと君と二人の時間なら良いのに
二人きりの帰りが続けば良いのに
君は言ってくれたよね
『悩みあったら聞くよ。いつものメンバーで言いにくかったら二人で帰るけん』って
君は優しいね
私の悩みは君に言えないくらい重たいよ
もういっそ、たくさん悩み作ったら君は毎日二人で帰ってくれるのかなぁ
君はそんな嘘も笑って許してくれるのかな?
絶対しないけど
もともと変な走り方で、ドンドン音なりそうな私の走り方も、いいとこ見つけてくれて、私自身が私の嫌いなとこも笑顔の材料にしてくれてちゃんとした走り方教えてくれて君はほんとにお人好しだね
持久走嫌だなぁ
でも君が一生懸命走る姿を見たらもっと君を好きになっちゃうなぁ
もう大きく、重たくしたくないのに
またあした
あしたまたきみに会えますように
きみのそばにいれますように
きみが幸せでいれますように
君が笑って過ごせますように
この関係が終わりを告げませんように