自分語りをさせて欲しい。
そして第三者の言葉が欲しい。
友人の言葉だと皮肉に思えてしまうから。
私はテニス部に所属していた。
生まれつき目が悪くてボールを追うことがニガテだった。
それでも活躍したくて練習を頑張って
大会に出られるくらいには成長できた。
実は、私の成長の手伝いをしてくれた友人がいた。
同級生で部長のS君だ。
彼は幼い頃からテニスをやっていてとっても上手だった。
そして丁寧に教えてくれた。
そのお陰で強くなれたと思う。
でもある時気がついた。
どんなに頑張っても彼には追いつけないと。
幼い頃から頑張って来た彼に勝てる訳がないと。
いや、同時期に始めても勝てなかったと思う。
なにか決定的な力の差があった。
好きなゲームがあった。
同級生で集まってプレイしてた。
その中でもS君が強かった。
どれだけ練習しても誰も勝てなかった。
彼は練習なんてしてないよと言っていた。
また負けるんだなと思った。
修学旅行を生徒たちで企画する事になった。
私は実行委員の一人になった。
そこにはS君がいなかったからやっと輝けると思った。
でもそんなに世の中は甘くなかった。
先生が役割分担を決めた。
本当はみんなの前に立つ仕事がしたかった。
でも私は感染対策とパンフレットの作成を命じられた。
感染対策の担当はかなり嫌われ者な役割だった。
楽しい空気が若干冷めるからだ。
修学旅行が終わって帰って来たあと、
先生と実行委員は集まって反省会をした。
やはりリーダー格の人間たちが
先生にチヤホヤされてた。
生徒のみんなからたくさんの言葉をもらっていた。
まるで彼らだけでつくった修学旅行の用で
私達の様な縁の下は一切目を向けられなかった。
気持ち悪くてそこにいられなかった。
反省会から抜け出してしまった。
だが私には頑張れる理由があった。
彼女がいたからだ。
誇れる姿でありたかったから
苦しくても頑張れた。
そうやって耐えてきたのに
現実はいつだって厳しい。
彼女が亡くなった。
運命の前に私は無力だった。
結局何をしても負けるんだなと思った。
願いなんて一生叶わないんだと思った。
人気者は生まれつき人気者なんだ。
努力は才能に勝てない。
愛してくれる誰かがいれば
才能は入らないのかもしれない。
だがそれさえ叶わない。
正直死にたいと思う。
何をしても誰かの下位互換だ。
才能か、愛してくれる誰かが欲しかったな。
じゃないと存在意義がないから。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください