正しさは塔のように積み上げられ、
上層ほど光を集める。
基礎に埋められたものは、
どの記録にも映らない。
棚に並べられた標本の倉庫。
番号とラベルが貼られ、
収まらないものは
欠番として処理される。
境界は秩序の形をしている。
線は安全のためと説明され、
その実、
外側を切り捨てるための刃になる。
理解されないという状態は、
闇に落ちることではない。
光の当たる座席が、
最初から配置されていないこと。
言葉は整えられ、
研磨され、
正義の規格に変換される。
大量生産された意味は、
守るためでなく、
処理するためにある。
善意は形を持つと装置になる。
装置は結果ではなく、
選別の精度で評価される。
排除の痕跡だけが
効率として残る。
高さと深さは、
設計段階で決められている。
移動は自由に見えて、
通路の幅は固定されている。
踏み台も犠牲も、
工程の一部。
疑問は誤作動として除去され、
沈黙が安定を保証する。
処理から零れ落ちたものだけが漂う。
記録にも分類にも属さない、
未定義の色は、
境界の外で摩耗しながら、
消去されずにいる。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください