メシア視点
俺達の母国、グングニル国が戦争に負けた。
隣国のA国に負けた。
グングニル国はA国の領土となった。
グングニル国は存在しない国になった。
俺達はA国の奴等に見つからないよう、一生懸命隠れた。
そんな隠れることも4日経てば無駄になった。
A国にすぐ見つかってしまった。
俺達14人が隠れる隠れんぼは4日で終わった。
見つかった瞬間、死を覚悟した。
見つかった日、A国の奴等にオークションに出すと言われた。
言われた瞬間、俺はA国の野郎を殴った。
所詮、12歳のパンチ。痛くも痒くもないだろう。
それなのに、俺が殴ったA国の野郎の顔は血だらけだった。
A国の野郎は痛い、痛いと喚いている。
大の大人がみっともない。
俺は、残りの13人の方へ振り返って言った。
メシア「安心しろよ、俺が守るから」
其のことが癪に障ったのだろう。
A国の野郎が
「い、今すぐオークションに出してやる…」
って言い出した。
そんなに震えてる声で言われても怖くないわ。
そう思った瞬間、ペル先生の声が響いた。
ペル「やめて…!」
ペル先生の方を見るとA国の野郎に気絶させられていた。
、、、嗚呼、本当にオークションに出すつもりなんだ。
ハッキリ認識した時、俺の意識も落ちた。
意識が落ちる前、カルマさんの泣いている顔が見えた。
カルマさん泣くなよ。その涙、引っ込ませてくれよ。
、、、お前等、ごめんな。俺、お前等のこと守れなかったわ。
次回も引き続きメシア視点です。
読んでくださりありがとうございました!次回も良ければお願いします!
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