今日も空気を読む
変わらず顔色を伺う
話を逸らして相手のご機嫌をとる
ヘラヘラ笑って
うっすらと積もる怒りの下にある無の感情が
なぜだか気持ち悪くて
でもそれを無視してヘラヘラ笑う
空気を読む
無理して笑う
変な感情を出さないように
感情を隠して、
いや
無くして
いい子にならなきゃ
いい子でいなくちゃ
いい子じゃない僕は殺さないと
そいやって僕がいなくなって
いい子のフリしてる僕が出来上がる
空気を読んで
顔色を伺って
休んでも逃げても
休みきれない
逃げきれない
本当の自分とやらはどっかに捨てて
腕を傷つけると安心して
傷つけた跡を見ると
頬が緩んで
多分まだ逃げれてないのかな
なんて自分に甘い考えが出てきては消して
もう十分休んだだろ
もう沢山逃げただろって
頑張らなきゃ
もっといい子にならなきゃ
ダメだこんなんじゃ
もっともっと頑張って
いい子にいい子に
いつしか心が死んじゃった