人間っていうのは弱い生き物なんだにゃ。
この世に一人として、本当に強い人間にゃんて存在しにゃい。
どんなに喧嘩が強くても。
どんなに自信家であっても。
どんなにお金持ちでも。
どんなに人気者であっても。
弱い部分が必ずある。
弱いから、強くなろうとするのにゃ。
少しでも、誰かから「強い」と思われるものを見つけようと、
そしてそれを自分のものにしようとする。
弱い自分を隠すために。
別にそれは悪いことではないのにゃ。
少しでも自分を高められるように
頑張れる人は素敵だと思う。
人に優しくできるのも
「人に優しくすること」が「人を傷つける」よりも
「強い」ことなんだって分かってるからだにゃ。
けど逆に、
「人を傷つける」ことの方が「強い」と思ってしまう人も沢山いるのにゃ。
それが沢山の悲劇を生む。
『自分が強くあること=自分が誰かより上であること』
そういう考えに陥ってしまえば、
誰かの、自分よりも劣っている部分を見つけて
優越感に浸りたくなる。
暴力を振るうのも
暴言を吐くのも
悪口を言うのも
人を悪く笑うのも
誰かをイジメることで
自分を保とうとする。
自分はコイツよりも強いと思うことで、
自分弱みを誤魔化そうとする。
そういうところこそが
「弱い」んだと気づけないで。
イジメられた人、
誰かに傷つけられた人、
そういう人たちが自分を責めてしまう。
そして死のうとにゃんて思ってしまう。
それがとても悲しいにゃ。
どんな理由があれ悪いのは
傷つけた人にゃのに。
「人間、誰しも弱い」
それを理解しようとしない。
それもまた
人間の弱さにゃんだろうって思うにゃ。
強くなろうとするのは
素晴らしい。
でも本当に必要なのは
自分の弱さを受け止められること。
「自分の弱さ」を分かる人こそが
「本当の強さ」を持ってる人なのにゃ。
誰かを傷つけないで。
弱い部分を隠して強くなろうとすることで
逆に大きな「弱さ」を作ろうとしてることに
気がついて欲しい。
自分を傷つけないで。
弱いのは自分だけじゃない。
そして必ずどこかに貴方の強さがあるから、
きっとこれから見つけられる。