助けたくて、必死に全部投げ捨ててでもいいと思っていたのに助けられず結局君はリスカしてしまった。 ごめんね情けないけど、僕は君に悩んで欲しくなかったんだ。僕が言うなんて一番説得力がないけれど。僕ね、君とおんなじなんだ。もう嫌なんだよね。全部。なんでこんなに苦しまないといけないんだって思いながら、あぁ、自分を大切にできない自分のせいだって落ち込むんだ。なんてのは嘘で、結局なんでこんなに落ち込んでるのか全然知らない、僕のことなのに。 なんでだろうね。わかんないから余計怖いんだよねきっと。自分のこともだけど、他人のことも。 まだ、生きててね。絶対、君が笑えるようにいっぱい学んで絶対幸せだって感じられるように尽くすから。全力で努力するから。 僕ね、君に出会わなかったらいじめられるって選択肢はなかったと思うんだ。でも、選んでしまったんだよ。きっとそれ以上に可能性というか、必要性を感じたんだろうね。本能なのかただの運命かは誰にも本当にわからないけれど、でもね、会えてよかったと本当に思ってるんだよ。君にだけは絶対、傷ついて欲しくなかった。だから、本当に頑張ってたんだ。けど結局どうにもならなかった。
親愛なる**へ。 おせっかいばっかりで本当にごめんね。人として愛してるんだ本当に、この世から消えて欲しくない存在なんだ。でも君は僕のことが嫌いなんだよね。信じられないかもしれないけれどそれでも愛してるんだ。君がいたから今の僕がある。歌を歌うのも、今の服を着るのも、口調も、好きな漫画も、髪型もほとんど君と一緒にいて変わってったんだ。まぁ、君は気持ち悪いって思ってビンタしてきたけれど。でも、結局よく僕と一緒にいてくれる。カラオケ行こうって言ってくれる。係の仕事も、勉強も、下校も、そなへんの友達とおんなじように接してくれる。好きな人の話は僕にしかしないって言ってくれた。そしてよく、自分じゃわからないことは相談してくれる。どんなことでも解決しようといつでも全力だから安心してって言いたいけど自信ないんだ、僕が役に立つなんて微塵も思ってなんかいない。でも、話すのと話さないのでは全然違うって知ってるから、いつでも話してね。大好きだから。
こんな調子ではいつか本当に壊れるんだろうな。お互いにボロボロになって、また一緒に死のうなんてお互いに言い合うんだ。
こんなにボロボロになって。かわいそうに。また会えて嬉しいよ。ところで君、どこで死ぬつもりなの。僕だって知らないね、思いついたとこに行けばいいんだよきっと。死ぬなんて簡単に言うけれどきっと死ねないんだろうな。多分死ぬって思いに救われてるんだよ、そこに自分の思いを貯めてるんだよ。それはごめんね。でもそうじゃなかったら今日こんな話しねぇもんな。 あの時はこんなような会話をしたね。今度はどんな死にたがり屋同士の話になるんだろう。想像したくもないね。きっとお互いに棺桶に自ら入るような顔をしているんだから。 またねって言えなくなるんだね。大好きだから、忘れないで。