したいことはある。
でも恋人の為なら全部捨てられる。
ストレスも感じない。
今日したかったこと。
いつかしたかったこと。
ずっとしていたかったこと。
我慢を、制限をかけて。
でもそんなのすごく些細なこと。
私にとって世界で一番大事なのは恋人だから。
何よりも愛していて、誰よりも支えたくて、何よりも護りたくて。
ずっとずっと笑っていてほしいのは恋人だから。
それで彼が喜ぶなら、私はそれで幸せ。
それで彼が救えるなら、私はそれで幸せ。
でも、でもね?
ほんの少しだけ思ってしまうの。
私が病んだ時、苦しんだ時、それを救う為にしたいことを我慢した恋人はいつもそれを嘆く。
どうして、君は。私に我慢させて、どうして、君は、私をなじるような、そんな言葉を
「あれがしたかったのに」
「またできない」
「こうして時間を無駄にする」
言外に感じ取る「お前のせいで」の一言
それでも、愛しているんだ。
笑っててほしいんだ。
だから私は謝って、支えて、笑えなくても笑うんだ。
私のせいで苦しまないでほしいから
恋人が、私が救われたことを一切喜ばず、その時したかったものを諦めたことを嘆くとしても