いつからだろうチームプレイに嫌気がさしてきたのは。
いつからだろう野球が楽しくないと思ったのは。
僕はもう中3で部活動も終わりに近づいてきた。
野球は小1から始めて、一日も休んだことはなかった
小6はずっとレギュラーだった
練習前に熱が出ても、
ワクチンを打った次の日も、
大会前に肩に木製バットがとんできたときも(笑)
中学校に上がってレベルの違いを痛感した。
いつも必要されていたあの頃の僕ではなかった。
1年生ながらに上のチームに上がってもすぐに落とされた。
中学初の大会、僕は補欠だった。
親は「良さがわかってないだけ」と言ってくれた。
悔しくて練習を続けた。
顧問・副顧問総入れ替えがあり
次の年からセカンドのレギュラーだった
体が小さい分他の人にできないことも人一倍努力した。
そして迎えた最後の大会
僕は前々日からマイコプラズマ肺炎にかかって練習を休んでいた。
当然試合には出れなかった。
セカンドの先発は一夜漬けの選手だった。
いつもなら勝てる試合。
それは延長11回まで続いた。
3点勝ち越し、守り切り、勝利をした。
でもいつもとは違った。
嬉しさが芽生えなかった。
レギュラーで当然?
ちがった。
それから紅白戦を経て(1安打のみ、、、)
テスト期間に入り、
今日はテスト初日だった。(成績は優秀です笑)
放課後野球部が呼び出され、背番号発表があった。
背番号は10だった。
頭の中が真っ白になった。
なんで?なんで?
僕は頑張って練習をした。親も時間を割いてくれた。
少しずつだが、結果が出てきていた。
それでもレギュラーじゃなかった。
もう野球なんてやめたい。
何が楽しいんだ。
一度も楽しいと思ったことはなかった。
なんとなく始めたことは
やめようとしても
やめにくかった。
僕は楽しく野球がしたかった。
ヒットを打った
自己満足の何が悪い?
僕はチームプレーに向いていなかった。
負けてしまえ。
打つな。
思ってもないはずの言葉が口から零れ落ちていたのはいつからだった?
県大会は1か月後
多分レギュラーはもう無理だ
というより取り返そうとする自分がいないのだと思う。
最後くらい楽しく野球がしたかった。