昨夜、Eテレ番組で、谷川俊太郎さんの絵本が出来上がるまでの特集を見ました。
“闇は光の母”シリーズの『ぼく』というタイトルです。
私は、ひょんなことから知った郷里の古本屋での活動内容を読むうち、その週末に4時間かけて車を走らせ、店を訪ねていました。
マスターは、サキソフォンプレーヤーであり、相談支援員でもあります。
支援活動の動機は、至ってシンプル。
「みんなで楽しく過ごしたいから」
この言葉に私の中で、カチリ…と当てはまるものがあり、現地へ向かったわけです。
数年前、片道4時間走って部屋に帰るという、周りからすれば馬鹿の極みな行動も、私にとっては、唯一の支えの様なものでした。
そうでもしないと、この歳になってもまだ、負の感情に押し潰されるのか…と、ギリギリの状態でしたから……。
酒に溺れ、感情のままに全てを剥き出し、夢にまで見た撲殺や飛び込みをしていたら…と考えたこともありますが、私にはそれを行動に移すだけの勇気が無く、せいぜいヨロけるくらいに酒を呑む程度のが関の山。
人を信じては裏切られてを懲りもせずに繰り返し、落ちるとこまで落ちましたが、どうやら馬鹿は死を選ぶ前に、ようやく灯りを見つけられたようです。
マスターが月イチで行っている活動、『自殺について考える』が、今日行われます。
今回は行けませんが、来月の会には参加を申し込む予定です。
誰かの話を聞きたい…
自分の経験を、ただ聞いてほしい…
そして、今やっていることや影響を受けたものを話したい…
それが誰かのきっかけとなったとしたら、私は嬉しいので。