若い頃はそれなりでしたけど、だんだん年を取り、おばさんになると、年齢を直接聞くのは失礼、とはいえ、聞くやつもいる。そこは、にっこり笑って、お答え…するわけがない。にっこりとして「女性にずばり年齢聞くんですかあ、すごい性格ですねー! びっくりー!」と、おおげさに言ってやっています。
私も、性格がいい(悪い意味で)のよ。自慢にならんわ。
もう一つは過去匿名小瓶に流したやつ。「出身はどちらですか」(似たようなのも含む)が断然多い。
ここらでは関西弁を使わない。私が生まれ育ったところでは、半数ぐらいが関西弁を使っていて、友達もほぼ今の私と同じ関西弁だった。
同じ県内でも、ちょっとずつ違っていて、親戚で別の訛りの強い方言使う人もいた。田舎じゃよくある話なんだけど、普通は標準語で話すところで、私のイントネーションは違う。
~じゃありませんか?、っていう時、~なんじゃないんですか? になる。
これでも敬語ではある。イントネーションが関西弁の、「なん」が強くて、「じゃ」が「や」に変わりやすい…。
なんやないんですか? ってのも、敬語だよ。方言だけど。方言≠敬語ではない、ではない。
これまで派遣でも、スポットバイトでも、雑談が始まると、たいてい、それを言われる。
営業での研修でそれは言われなかったんだけど、いざ相手企業担当者様に指摘された時は焦った。自分では気をつけているつもりだったから。
本当に関西で暮らしたことはないし、他県で関西弁を使うのだ。そういう説明はする。
コンビニでも、シフト組む人とだんだん親しくなると、それ聞かれる。オーナーは聞かない。店長も聞かないな。オーナーは私の履歴書見てるし、店長もそれ見ているかも。学校も地元のだし、少しも関西方面に出たことがない。
前に、オーナーと店長がまったく話をしない、って書いたことがあったけど、もちろんそんなのでは、店が回らないし、必要に応じて話すようになって、最近では店内で二人が話しているのをよく見る。
知っている人は、あの県では関西弁を使うんだよな、ってわかる。その程度には知られてる。
あまり接客する仕事をやってこなかったので、自分のイントネーションが他の人と違っていて困ることがなかった。
営業は話す時間が長い、一応説明文を自分なりにわかりやすく繋げて、読み上げている感じを出さないように、自分の言葉として話す。さらに相手様の質問にもとっさに応じる。
敬語は前から使い分けができるほうだった。でもイントネーションや、関西によくあるボケツッコミも出てしまうことがある。
イントネーションはあまり直すつもりがなかった。どっちかというと、滑舌がよくないと前から思っていて、その点を気をつけるようにしている。
人にもよるだろうし、資料にもよるんだけど、発音一つで意味が違ってしまうっていうのがあるじゃん。
最近では、集客と追客。追客がわからない人は多いかもしれないけど、集客はわかるよね?
なのに、「しゅうきゃくってなんですか」って言われたのよ…。よっぽど私の発音が悪かったんだろうか…って、焦って、「発音が悪くて申し訳ございません、お客様を集めるという集客のことです」とか答えて。
「ああ、なるほど」とは言ってくれたんだけど、そこが私というか、頭が回ってなかったのもあるけど、「刺客ではございません、そんな物騒なものは提供しておりませんです」など、余計なことを言ってたんですよ、無意識にー。関西のノリならわかってもらえるけど、ここ関西じゃなーい。
「し…? しきゃ、く? って…」と、今度も漢字がわからなかったようで、はっとなって、こんな話をしていい相手ではなかった、失敗したーっと、話を大きくずらして、サービスのメリットをアピールにすり替えました。
内心汗だくーです。
後で追客というのも出てくるんだけど、そこでも同じ問いかけパターンになるのがわかりきっていたので、追客という言葉を使わず、「既存のお客様が離れていかないよう、定期的な連絡や新しい商品紹介などをする~」と置き換えました。
そこまで頑張っているのにー。
「関西から来た人なんですか?」と最後の最後に言われたー。ぎゃああああ。
もーね。もーね。
営業だからね。
「そうなんです! それで少し、話し方や発音がこちらと違っていて、失礼に感じさせておりましたら、申し訳ございません」
そう言うしか、ないじゃん?
嘘だらけだよ、営業は。そんなところでも…。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください