私が高2の時、私の隣にはいつも大嫌いな人がついてきていました。他人と波風をたたないように、愛想笑いして無視できない自分の性格を初めて恨みました。
私自身クラスで明るい方ではないのでその子が隣にいるだけでペア決めの時に困ることはありませんでしたが、その子は空気が読めず頭も悪ければ「私ってサイコパスなんだよね」と典型的な厨二病こじらせ自称サバサバ系ボーイッシュ女子(いざ書き出してみると色々とてんこ盛りすぎ)で一緒にいるだけでも自分まで恥ずかしくなることが多かったです。強いて良いところを言うなら、運動神経が平均より高めなところくらいでした。
授業中も先生の話にボソッと小声でツッコんだかと思えばいびきをかいて寝てしまう所謂問題児です。
クラスメイトだけでなく先生も関わりたくないといった雰囲気全開でした。(当の本人は気づいてません)
高2から高3への進級時にはクラス替えがなく、その子は相変わらず私の近くにいました。
ですが私にも転機が訪れて一緒に勉強する別の友人ができました。私と友人は一般で、その子は指定校だったので、受験が近づくにつれ一緒にいる時間も減っていきました。
でも、とある時、その子に関する過去の話を他クラスの友達から耳にしました。なんと、高1の時、その子はカンニングで停学処分を食らっていたんです。しかも高2、3とお世話になっている担任の科目で。
指定校だからと高3になっても一切勉強せず、むしろゲームに没頭するその子を、“どうせ停学処分のことが原因で指定校も落ちるだろう”と馬鹿にしていました。
しかし、受かったんです。日東駒専に。担任があの処分をあやふやにしたのか分かりませんが、なぜか受かってしました。
それだけでも正直憤りを感じましたが、その子と同じ大学に行かなければ良いだけと滑り止めのランクを上げ、より勉強に勤しみ、第二志望だった大学に入ることができました。
受験が終わりいざ卒業式に出ると、一緒に勉強していた友人がかなり落ち込んだ顔をしていて、話を聞くとその子が行く予定の大学に進学することになったとのことでした。
友人は私の愚痴を受け入れてくれていたので、その子の停学処分の話ももちろんしていました。だからこそ余計に友人を苦しめてしまったし、何より一緒に頑張ってきた友達が残した結果があいつと同じになることが許せませんでした。
大学に匿名で電話をしてあいつの入学を取り下げてもらうことも頭によぎりましたが、私には1人の人生を狂わせるということは恐ろしく行動には移せませんでした。
だから入学式を迎えた今でもまだ心は晴れていなければ、日東駒専も良い大学であるはずなのに、あいつが頭によぎり不信感を覚えてしまう自分にも嫌気がさします。
ここに書いてその思いが断ち切れればいいなと書き込みました。
どうか神様があいつにとんでもない天罰を下してくれますよーに!!!!!