宛名のないメール

好きな人がいて、その人を好きでい続けるために嘘をつくことは、好きな人への冒涜ではないか。「君は変わってしまったんだ」と暗に言うようなものだ。「もう私の好きな君ではない」と。

理想像を作ってしまった途端、それは恋ではなく、崇拝だ。恋愛というのは最も宗教に近いものなのかもしれない。

好きでいたいが為に嘘をつき理想像を作り、その方を信仰する。こうして「盲目」というのはできあがるのだと、私は思う。

後ろ後

139201通目の宛名のないメール

小瓶主の返事あり

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お返事が届いています

後ろ後

（小瓶主）

名前の知らない方へお返事致します。

素敵な方と巡り会ったようですね。どうか大切になさってください。

実はこの小瓶。私が私へ向けて宛てた、皮肉というか、言い訳の手紙なんです。

この小瓶を見て、「ああ、それは違うよ」と思えたなら、どうかこんなことを吐き出すような人間にはならないでください。

貴方の幸せを願います。

ななしさん

私にもそう思われてるだろう方がいます。
でもね、理想なんて何も描いてない。
理由なくそのひとがとても好きになったんです。そしていまも大好きですよ。

後ろ後さんの他の小瓶

貴方は何をもって「自分に価値がある」「自分に価値がない」としますか？少し考えてみましょう。世の中には一定数「人に優しくなれない自分が嫌い」という人がいますね。そうやって思えるなら、貴方はもう十分優しいのではないですか？この宛メに悩みのある方ってどれくらいいるのでしょうか？そもそも皆さんはどのような経緯や目的でここを利用されているのでしょうか？

以下はまだお返事がない小瓶です。お返事をしてあげると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。

姉妹だからって何？思考が止まらなくて、少々鬱陶しい話。疑問なんかも自分を責める言葉になって、嫌になる。だから自分のこと何にも分からないんだろうね。もう、やだ。みんな、私のことわかってないからそんなことが言えるんだ。読書を失う。ずっと読書が好きだった。偏っていようがなんだろうがマンガも含めて。でももう読書はムリかな。時間が取れないし、何より著者の考えを辿るのが辛い。風邪ひいた。コロナかも。あさ、熱が下がらないまま居間に降りて家族に伝えたら「兄ちゃんが熱出して寝込んでるから邪魔するな」といわれた。現状報告…。死ぬ死ぬ詐欺をしているようで自分に腹下が立つものの、今のところ生きてます。 ODして学校に行った。たくさんの先生に迷惑かけてしまいました... 嘔吐恐怖症で困っています…。少しでも吐き気がするだけで動悸と不安が止まらなくなってしまいます。脳内でずっと喋ってるの疲れるからやめたい。嫌な記憶を勝手に思い出して直接言えない嫌いな奴への罵詈雑言をずっと喋ってる。恋の天秤「短編小説」子が使っていると聞いて覗いてみたこの場所。小瓶は優しくて繊細な印象のものが多い。みんな、とても頑張っているつまんない。本当にバカみたい。自分なんて必要とされてない。とにかく死にたくてたまらない。「短編小説」拝啓、今この手紙を見た貴方へ。僕は背後恐怖症なのか？誰かが後ろにいるだけで怖い