人間とは。生命とは、認識し続ける容れ物だと思う。
背後から襲ってくる不安と闘い続けて疲れてしまった。肺は、かなしみの臓器なんだって。
気づいたらこうして命、肉体を与えられて生かされていた。自分自身だと思っているこの肉体も、実は私が所有しているものではない。私たちはどこから来てどこへ行くのかもわからない。
死んだら生まれる前にいた場所に戻るのだと思う。あるいは朝、目が覚める前に居るところに似た場所なのかもしれない。
あたかも自分は今ここに実在しているように感じるけど、すべて虚像で、認識して作り出される世界の中でだけ存在できているのではないか。
ここは、脳が体験している世界。
生命も宇宙も、認識の産物。
眠っている時に見る夢なんて明らかに自分の脳が作り出した世界だもんね。脳が作った世界を体験している。
どうせならこの世界で思いっきり遊んで楽しみたかったけど、そういうシナリオを書けないの。
今はただただ深く眠りたい。