宛名のないメール

なんでしんどいのか、ふと気づいたんです。
先のことを考えたから。
生きることを考えたからだったんだなって。

もともとはこの先も生きることなんて考えていませんでした。
希死念慮を引きずって悩み続けて
怖がりながらも少しずつ、少しずつ
自傷を始めた時のように自氏への道を行くんだろうな、なんて。
もしかしたらそれすら考えていなかったかもしれません。
その日その日で精いっぱいだった。

進路なんて馬鹿みたいに思えました。
今すぐ消えたいのに数年後なんて分からない、
そんな状態でわざわざそこに割くほど、割いてもらうほど
時間も労力も価値も持ち合わせていなかった。

それでも死ぬのを怖がる限りここは生きていかなきゃいけなくて
あるとき頭の中で何かの糸が切れて何も分からなくなって
死にたい気持ちをなくして夜への安心感をなくして
寂しさがマヒして文字を読むのがしんどくなって

いつの間にか未来なんてものが
逃げられない現実に、壁になって立ちふさがっていました。
だから、今まで考えたこともないことを考えたから
漸く壁にぶつかったからしんどいんだなって
なんとなく腑に落ちたというか、納得しました。

宛メに来た頃中学生だった自分ももう高3生です。
否が応でも生きるなら進路に向き合わなければいけない時期です。
家族は「子供のうちから本当にこの先したいことなんて分からない」
と夢や生き方を急がなくていいように言ってくれますが
進路決定は迫っていて。

いまは受験生してます。
勉強時間少ないので駄目だなとはわかっているんだけど
もっとしなきゃとは思っているけどできていない
ダメな部類の学生です(笑)。

でも勉強は嫌いだけど嫌なわけじゃないなって思ってから
何なんだろうって引っかかっていました。
何がダメなんだろうって

たぶん、考えることが嫌になっていたんです。

昔、ここに来た頃
私にとって唯一ともいえるアイデンティティが考えることでした。
考えることがすべてだったのに
それができなくなってるなんて皮肉ですよね。
何の価値があるんだか…
いつの間にか言葉が遊離して
何もできなくなって
それをごまかすように音楽にはまり込んで
誰かの言葉を呷って飲み込んで酔っています。
今も。
自分の言葉で生きていくのが怖い。
伝えることが苦手なんだって気づいてしまって、
吸い込んだものを形に出すのがうまくいかなくて
吐き出せなくてまた音楽を呷る。
掻き傷は消えません。
音楽がないと毎日発狂しそうです。
昔友達に泣かなそうなんて言われたけど、
ここ2年ほど毎日トイレで泣いてます。
辛いとかじゃないけどなんでだろう
ずっと泣いて、それで苦しくなったら泣いてを繰り返してます
誰かの言葉を借りるなら「感情を流している」
そこしかその方法しかなにも傷つけない方法は知らないから。
苦しいなんて、私が言っちゃダメかな。

死ねないんですよ。
消えられないんですよ。
自分が何かして、メンタルがぎりぎりのところにいる友人たちを
これ以上下手に刺激したくない。
みんな表面張力とか高度1000ｍの綱渡りみたいなものです。
何かに気をとられたら落っこちるから
少しでもそんな元凶にならないように。

コロナが怖くて
自分が持ってきたら受験生何人に迷惑かかるだの考えて怖くて
県内でも栄えている方には行けないままです
自分がずっと楽しみにしていたイベントも行くのをやめました
心の回復場所がない

推しを見て癒されるならよかった。
死にたくなっているときに何もできない無力さ
苦しんでいる幼馴染、彼が私の推しです
無責任な言葉を投げられるわけがない

大切な友人は明日の発表会までどうにかして感情を生かすと言いました
明日ぽっきりであの子の心が死んだって
私は死ぬわけにいかないそうです

いっそ心を殺せたら、

ほんとはもうしんどいとか
どこにいえばいいんですか

ごめんなさい
許してください
拾ってくださってありがとうございます
ごめんなさい

硝子色＝

121594通目の宛名のないメール

小瓶主の返事あり

小瓶を保存フォローする

お返事が届いています

硝子色＝

（小瓶主）

お返事ありがとうございます。
心強いです。

時々、書いても消えるわけじゃないのに書かないではいられない時が来ます
また明るいもの以外の小瓶を流すこともきっと。

優しいお言葉
ほんとうにありがとうございます
救いです

ななしさん

表面張力の例えを読んだとき私が泣きそうになりました。
書いてください。ここに書いて、気持ちを流して楽になるのならいくらでも、書いて。
なんなら私がサポーター費用出すから2通毎日書いて。って思う

受験はあとからでも間に合います。私も高3のとき何もできなくて、浪人していい学校に行けました。社会人から入り直す人も増えてるしモーマンタイです。
こことか、いまコロナであんまり繋がらないけど
よりそいホットラインとか、相談窓口に申し込み倒してみるとか
ココナラとかでカウンセラーさんに、「ただひたすら傾聴してください！」って聞いてもらうとか。
あとは紙に書いて書きなぐる、破る。
私はそれすら出来なくなったときは小説書いてました。
他人の話としてなら、自分の辛さを出せたんです。

硝子色さんにもそういう何かがきっとあると思うんです。
それが見つかるまでは、(もし見つからなくても大丈夫です)ここにたくさん流してください。
私や硝子色さんと繋がってる人はみんなあなたの味方です。
どうか少しでもお気持ちが楽になるように祈っています。

硝子色＝さんの他の小瓶

勇者は手に入れた伝説の地図をどうして信じられるんだろう？本物だとしても、どうしてその地図通りに生きようって思えるんだろう？エンディングノートを書こうと思うんですが、どんな項目が必要だと思いますか。皆さんの考えが知りたいです。死にたいと、思っていました。今はもう昔の話です。なぜ生きるかなんて問われても分からなかった。死なない理由だけ、それだけで生きていた。死ぬのが怖くて生きていた。

以下はまだお返事がない小瓶です。お返事をしてあげると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。

子供＝希望に溢れた時期として扱われるけど虐待と性被害で育った私にはそんな時期なんて１ミリも存在しませんでしたけど 1年前の選択をずっと後悔している。もう終わっている。どうにもならない。死ぬ以外にリセットする方法はない小説「大切なもの」　＃6約束貴方が好き。どんな貴方も好き。好きで好きで仕方が無いのに、現実は意地悪みたい。ごめんなさい。全てに対してそう思う。以前、傷つけられたと思うことがあった。けれど、よくよく思い返したら、傷つけていたのは私の方だった。大人になった今になってやっと気付けた東大阪に住んでいます。私は暴力を振るわされ苦しいですひとり言かもしれない。毎日がいやすぎる。毎日が憂鬱。毎日が辛い。毎日が地獄。毎日毎日助けを求めようとする。でも、宛メにいると安心するまた不安や死にたい気持ちに支配されたくない。たぶん、私のココロは壊れた。朝起きると動悸がすごいし、夜は寝れないし。からだは痛いが整形外科では異常ないし。ほぼかかわったことのない親戚が馴れ馴れしくしてくるのが不快。親戚だからって馴れ馴れしくしてくるのが本当に不快僕は背後恐怖症なのか？誰かが後ろにいるだけで怖い「短編小説」拝啓、今この手紙を見た貴方へ。毎日のように母と喧嘩して、私の家は離婚していて母親1人で私と弟をここまで育ててくれました。母には交際している彼氏がいます。たまに家にくるのですが私は父のことが忘れられません好きを思い出の中に置いてきた「短編小説」苦しい。また、期待されている。また、裏切ってしまう。「俺はお前に期待しているんだからな？」やめてくれ。その言葉が余計に私を潰していく

なんでしんどいのか、ふと気づいたんです。先のことを考えたから。生きることを考えたからだったんだなって。もともとはこの先も生きることなんて考えていませんでした