恋をした。
アプローチされてうれしかった。小さな用事を見つけて話しかけてくれた。いつも声をかけてくれるのが嬉しくて、小さな恋心を育ててった。気づいてたよ。こんなご飯が毎日食べられたらいいな、っていってくれたこと。いつも出すご飯をおいしいって言いながら食べてくれてること。みんなで外食じゃなくて、ホームパーティーになったからできたきっかけ。友達に話して、遠回しに色々情報を知って、それで話を続けようとしてくれたことも知ってるよ。なのに、恥ずかしくて、怖くて、いつもの自分と違うことが恐ろしくて、なにもできなかった。答えることさえ怖かった。わたしは容姿に自信がない。チビでブス。きっと似合わない。釣り合わない。そう思って、心とは逆の態度を取り続けた。あなたの心を何度も踏みにじった。会えたらいいな、って学校に通うことも増やした。間接的なアプローチ。でも、やっぱりかわいい子には敵わない。あなたは他の人と付き合ってしまった。後悔ばかりが頭を流れてく。あのとき、素直になればよかった。もっと話せばよかった。心が痛い。当然の報いだと思う。でも、やっぱりつらい。痛い。誰かに言いたい。でも、今まで秘めていたものを出すには遅すぎる。いつか癒えるときが来るかな