自分の歩んできた人生が嫌い。
別に楽しいことがなかったわけでは無いし、
それなりに趣味とかも充実してた気はする。
それでも、自分の人生が嫌い。
人間関係のトラブルで疲弊しかけてると自分では思っているけど、
なんやかんやそのトラブルにも後悔があるんだよなぁ。
あの時あんなことしなきゃよかった。
無闇に人を信じなきゃよかった。
もっと自分を可愛がっていればよかった。
ジリジリ生傷となるものの一度和らいだかと思われたその痛みは、それのずっと先に帰ってくる。
その傷跡の痛みで、自分がいかに狂って、普通じゃなくて、劣った人間なのかを気付かされる。
生きてて良かったって一瞬思えても、どうせその幸せにも途中で飽きて、嫌いになって……
それなら最初からいらないよ、そんなもの。
この小瓶を拾った方は、幼児とビスケットの話をご存知であろうか。
幼児の前に一枚のビスケットを置き、「我慢できたらもう2枚あげるね」と言った時、多くの子供たちが我慢できず一枚しかビスケットを貰えなかった……というような話である。
義務教育は数年前に終えたけど、後先考えず何となく動き、その結果こんなに傷跡だらけの私は、
きっと、まだまだ幼児なんだろうなぁ。