以前ここに漫画家になりたいと綴ってから…早7年。
私は夢を叶え、漫画家になることができました。
夢を追う日々は苦しいながらも楽しかったです。冴えない自分だったけれど、将来や自分の可能性を想うとわくわくしました。
晴れ晴れしい気分でバイトも辞め、漫画一本の生活を始めてから、もう3年になる。
連載が決まったと編集さんから連絡が来たときのあの嬉しさ、今でも覚えています。
「やっと世に出られる!」
「やっと努力が報われる!」
「やっと自分の選んだ道を胸を張って歩ける!」
「やっと応援してくれた人たちに恩返しできる!」
だけど。
現実は私が思うほど甘くなんかなくて。
ちがう。現実というより、私に「力」がなかっただけ。
どんどん、漫画を描けなくなっていった。
何の刺激もない毎日。
描いても描いても描けなくて、自分の腕を何度も殴った。
頭を掻きむしった。誰もいない部屋で小さく、情けなく叫んだ。
ネットでレビュー検索すれば、嬉しいお言葉とともに、必ず目にする「面白くなかったです」。
ごめんなさい。わかっています。
私も描きながら「これでいいのかな?」っていつも思っていました。
「だけどこれ以外に描けないから」「だからこうやって描くしかない」って。全て妥協とともに産み出されたページ達。
つらかった。
次第に「描く」ことすら出来なくなっていった。
どうでもよくなった。
漫画描くのなんて別に好きじゃなくなった。
興味がでない。
自分の将来を想うと絶望感を抱くようになった。
周りの同級生たちはみんな正社員になり、二年目三年目と、どんどん実績を伸ばして頑張っているのに。
私は?
もうずっとペンすらまともに握れていない。
嫌になっちゃった。
お給料は入らないから貯金を切り崩す日々。やけになって散財。もうダメだよ。
貯金するの好きだったのに。頑張って貯めたのに。無駄だとわかってるものにお金を使って。親からも呆れられてる。
だけど辞められなくって。
だって虚しいから。毎日ずっと空っぽだから。
夢や目標を語れる人を見てると胸が苦しくなる。羨ましくて。自分のことをますます嫌いになる。
疲れてるわけじゃない。
理解のある編集部と編集さんのおかげで、十分休んだもの。
それでもなお、描けない。別に描きたくない。
「生活のため」と割り切って描くことすらできない。
甘えだ、クズだ、と。きっと誰もが思うでしょう。だから誰にも、本当の意味で相談なんかできない。
かなしい。
漫画描くの好きだったのに。
つくりたい気持ちがパタッと消えてしまったことが何よりもかなしい。
私の人生は、なんだったの?
こんな、ニートみたいな終焉を迎えるためにあったの?
わかってる。のに、本当に何もかもがもう嫌だ。
生きてるのが恥ずかしい。これ以上生きていたくない。生きていける気がしない。
日銭のために、せめてバイトでもしなきゃ。
けど、恥ずかしいけど、バイトでも社会に出るのが怖くなってる。
ずっと家にいたから。ずっと社会から除外されてるみたいな気持ちだったから。
私には学も無ければ資格もない。特別な知識も技能もパソコンだってまともに使えない。
そしてなにより、苦労してまで成し遂げたいことが無い。
全部いつのまにか消えてなくなっちゃった。
…それで一番の武器だった漫画すら描けないなんて、、、もう詰みじゃん。
ずっと、頭の中で自分がそう言ってる。
あんなにわくわくした道の先が、こんなに暗くどんより沈んでいたなんて。
勉強よりも、受験よりも、自分のその時やりたいことを優先したのが間違いだったのかな。
連載とれても、いつかは終わる。
わかっていたつもりだったけど、それを目の当たりにした時のことを想像しきれていなかった。
ううん、それよりも一時の喜び・達成感を優先した私がバカだったんだ。
だから周りの子たちはみんな正社員になったんだ。
今さら真っ当な道を歩くにも、一歩も二歩も遅れをとって。私はダッサい大バカだ。
みんな、今の私をどこかでバカにしていたりするの?
かなしい。
虚しい。
それなのに、心ときめくあの感覚がない。
もしかしたら。私は。
「漫画家と名乗れるようになる」ことが夢で目標で、その先の成し遂げたいものがはじめから無かったのかも。
苦しみ少なく肩書きが欲しかっただけ。
人と違う道を歩んで「凄い」と言われたかっただけ。「やっぱり〇〇ちゃんは違うね」と言われたかっただけ。
「ふん。そうよ、私は何の才能も無いあなた達とは違うのよ」と、心の中で呟きたかっただけ。
そんな汚い心が芯の奴の漫画を、誰が読みたいというのか。
だからきっと、描けなくなったんだ。
自業自得。
かなしい。むなしい。
どうしてこうなってしまったんだろう。
全てを失ってしまうなら、
夢なんて追うんじゃなかった。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
ななしさん
たくさんの人が挫折する中、夢を必死に追いかけて叶えたあなたはとても素晴らしいと思います。
でも、今は少しそれが重荷になっているようですね。あなたのやってきたことはとても素晴らしい素敵なことですが、これからそれを一生続けていかなければならないわけではありません。できない自分を責めないであげて。他のことに目を向けたっていいし、きっぱりやめてみたっていい。また、描きたくなるかもしれないし、他の道が見えてくるかもしれない。あなたが少しでも心豊かに過ごせるように願っております。
ななしさん
志半ばで諦める人の方が多いから、連載に漕ぎ着けるだけでも誇れる事
確かに一時だったかもしれないけど漫画家になる夢を叶えた事実は残るはず
自分はイラスト描きの底辺だけど、描き続ける事の辛さ難しさはわかるし、仕事になれば尚更辛い時もある
わかってると思うけど、期待に応えて描く事と、自分の描きたいものを描くって一見同じなようで必要なスキルが違うんだよね
違う分向き不向きも当然ある
今後どう解決するのか、はたまたま筆を置くのかわからないけども、出版社連載だけにこだわらないならいくらでも道はあると思う
それこそ自由に描きたいものを描いて同人で出してネットで売ることも出来る
とりあえず期待に応えることは一旦抜きにして、描きたいもの好きなように描いてみたらまた光明が見えるかもよ
ななしさん
現状はどうあるにせよ、夢を叶えられたって凄いですね。
個人的には、ファンが多くなればなるほど、作品に人気が出れば出るほどアンチも増えると思っています。
それに、人は満足感に関しては余程の域まで達しない限り伝えませんが、苦情や不平はすぐに表明したがる生き物です。
「面白くなかったです」という言葉は、苛立ちを解消するためだけのものであることだって多々あります。
二通目の方がすでに書かれていますが、何も考えずにただ幸せを享受しているだけの方が描かれた作品より、作者さんが悩んで苦しんでもがいて創り上げられた作品のほうが、深みがあって面白いです。昔の文豪と呼ばれた方々は大抵病んでいることからも分かると思いますが。
失ったものなんて数えないでください。
今あるものに目を向けて、自分がいちばん大切にしたいと思ったことを大事にしてください。
どうしようもなく辛くて休みたい、と思われるようでしたら休んじゃえばいいんですよ。これからどうするかの決断はその後でも遅くありません。
名前のない小瓶
人前に名前が出て評価されるお仕事は本当に大変ですね。
人は楽しければ満足して感想は伝えずネガティブな感情を抱けばすぐに伝える生き物です。受け取る方もマイナスな言葉は7倍ほど大きく感じるそうですよ。危険を察知してリスクを回避する本能があるからです。
それでもあなたの作品に「嬉しい言葉」が届いたんですよね。それよりはるかに多く、読んで満足して日常に帰っていった読者がいるはずです。
表現者と会社員とでは進むペースが違います。同世代で比べることはできません。夢と希望しかない漫画より、絶望の中から出た感情のほうがリアルで面白いです。汚くて暗くて苦しい絶望の中から見える希望は勇気をくれると思いませんか。悩んでるから共感できるし完璧じゃないから今後に期待する。名作ってそうじゃないかなとわたしは思います。
あなたは漫画家のスタート地点に立ったんだと思います。先生の次回作に期待しております。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください