つねに誰かを演じて行動をしている気がする。
わたしと同じくらいの歳の、わるい子ならこう答えるだろう、やさしい子ならこうするだろう、少し大人びた子ならこう、と考える。いろんな性格の子たちが、わたしの中に住んでいる。そうしてわたしはその子たちに合わせて行動している。
多分わたしの今までしてきた行動の積み重ね、たとえば昔したわるい行動、やさしい行動、大人びた行動だとかに縛られて、それに沿って生きなきゃいけないと思ってる。過去の自分と矛盾があってはいけないと思っている。いろんな性格の子がいる時点で、矛盾してるはずなのに。
そうして過去の自分の行動に縛られながら行動していたら、自分がどう行動したらいいかわからなくなってる。
自分がいま何を食べたいかもよくわからなくて、昔好きだった食べ物をずっと食べている。今はもう特別美味しくもない。
人間は矛盾を抱える生き物だから、と聞くけれど、それをわかっていてもわたしは無意識に矛盾を許せないのかもしれない。
自分らしく生きたい。
ような気もする。
これもわたしの中の子の1人に沿って書いたものかもしれない。
わたしは、自分らしく生きたいと思ってないかもしれない。
わたしって誰だ。