小瓶主さんからのお返事
私は、これは自殺を考えている人ではなく、大切な人がいる人こそ読む小瓶だなと感じました。
私自身は、真剣に自殺を考えたことはありません。
せいぜい仕事がうまくいかなくて咄嗟に「あーもー死にたい!」と考えキーキーするくらい。
でもね、それくらい本気じゃない「死にたい」でも、周りに話すの面倒くさいし、同情や慰めもされたくないし、他人に八つ当たりもしたくない。
結果、1人で唸りながら負の波が過ぎるのを待ちます。
私ですらこうなのです。
となると、実際に死ぬ覚悟をちゃんと決めた人、死に方を考え、実行した人のストレスは果たしてどれほどのものかと。
主さんの妹さんはそのストレスゆえに、遺書を書く気力さえなくなってしまったのかもしれませんよね。
だとしたら、それだけの負荷を心に背負い、追い詰められた人に、更に「誰かに打ち明ける」「相談する」「周りの人が悲しむのを想像する」という「自主的な行動」を求めるのは、あまりに酷だし無茶じゃないのかと。
そんな自主的な行動が出来る気力がある人は、言われるまでもなく既にやっているだろうと。
そう私は思うのです。
だからこの小瓶を見て本当に奮起すべきは、自殺願望がある人ではなく、万が一にも自殺などさせたくない程大切な人がいる人ではないでしょうか。
大切な人を亡くすとこんなに悲しい。
心に寄り添えなかったことをずっと後悔する。
生きていてくれるだけで良かったのにと強く思う。
そういう主さんの体験談を聞いて、
だとしたら、亡くさないようにしよう。
少しでも寄り添えるようにマメに連絡を取ろう。
変わったことがあったら気づけるように、よく観察していよう。
様子がおかしかったら、心配や気遣いをちゃんと口に出そう。
あなたが生きていてくれるだけで嬉しいんだと。
あなたがいるだけで、私にとってこの世界は価値があるんだと。
愛しているんだと、繰り返し繰り返し伝えよう。
そんな風に、大切な人をちゃんと大切にすること。
もし相手が人知れず追い詰められて動けなくなってしまった時、自分から近づけるように。気づいて、手を引いてあげられるようにしよう。
弱っている人でなく、健常で誰かを助けたり守ったり出来る人が、そう心に決めることが大事なんじゃないかと。
そんな風に思いました。