私は今高校一年です。
地元の偏差値60の公立高校に通っています。
成績は中の中ほどです。
両親は優しいし学校でのいじめなどもなく、恵まれた環境だと思っています。
元々あまり勉強は好きではなく、要領も悪い方です。テストは課題を一通り解くだけで時間も精一杯です。
深夜まで勉強をしていると、「がんばらなくてもいいのかも」と考えてしまいます。
成績が落ちてしまっても、留年する程でなければ健康を第一に考えていいよ、と両親は言ってくれました。
けど、考えてしまいます。
「勉強を頑張っている」は、「勉強を頑張るのは当たり前」で、「むしろ頑張らない奴がおかしい(劣ってる)」んじゃないか。
手を抜いたら、当たり前すらこなせない人間になってしまうんじゃないか。
そう思うと、勉強しても「まだ足りない。私の頭では足りない」と思えてきて、早朝まで勉強してもまだ足りないように思えてしまいます。
テストの順位が上がっても、「他の人が手を抜いているんじゃないか」「次同じように目一杯やっても、今度は落ちるんじゃないか」
と思えてきます。
年に模試、実力テスト、中間期末を合計すると12回テストがあり、月一ペースで大きなテストがあります。毎日の小テストもあります。
夏休みの間も半分以上が補習(という名の90分授業)がありました。
頭の回転が速くなく、問題集などを解き進めるにも時間がかかってしまうので、早朝から1時まで授業を受ける5時間ほどが大分痛手でした。
土曜日には補習が、日曜日は週末課題と来週の予習、小テスト、レポートで出かけられません。
高校に入ってから、学校と家の往復以外で外出したのは、夏休みの大学見学の1日だけです。土日も家から出られていません。
出る余裕がないので。
平日にふとバスを待っている間に「疲れたな」と思うと、何処かに行きたくなります。
自分の能力の低さに落胆してばかりですが、
死にたいというほどでもなくて、死ぬ度胸もそれらしい理由もないので。
ただ1日だけでいいから、誰も知り合いがいないくらい遠い田舎の駅まで行って、歩いて、景色を見て何か食べてまた電車で帰ってくる。
一人で、財布と帽子だけ持ってふらりと出かけたい衝動に駆られます。
親も心配するし、学校への連絡も迷惑がかかるのでそのまま失踪してしまいたい、とまでは言いません。
結局今まで「そんなこと許されないし、出来るわけない。心配かけるし怒られる」と実行していません。
その度に自分の欲?やりたい事?みたいなものを飲み込んでいるようで、息苦しいです。
何処か行きたい。
学校をサボってしまいたい。
両親からの重圧も学校でのいじめもない、ただ疲れてしまって自分の欲を満たしたい、と考えるのはわがままなんでしょうか。
多分、完璧を目指しているから疲れてるんじゃないかと思います。
発想を転換しましょう、試験範囲をまんべんなくマスターしたら、結果としてテストで合格点がとれるというやり方はもう止めにしましょう。
逆に、合格点を取るために、どういうことをやらなきゃいけないかを逆算して考えましょう。やることを極限まで絞り込んで、しかもやり方を効率化する方法を考えましょう。
もちろん、学ぶことが楽しい分野については、学問として愉しめばいい。でも、とくに興味のない分野については、テストに合格するための作業と割り切って、作業量の削減と効率化を図りましょう。学生には邪道な感じがするかもしれないですが、社会人とくに製造業ではむしろ常識的なアプローチですよ。