気づきの小瓶。(昨日の走り書き)
英才教育って成功しないと変に価値観ゆがんだ子どもだけができちゃうから、金銭的余裕とそれなりにやりきる見通しと覚悟が必要だよ。
と、そんな怒りを母親に対して抱えてきた。
先ほど、母親から「ママが(子どもを英才教育にどっぷり漬けこもうとするくらい)頭おかしかったからあなたも頭おかしくなっちゃったんだね」って(何気ない会話の中でではあるが)言質をとった。
母に、自分のしてきたことが娘にどんな影響を与えてきたか認識してほしいとずっと思ってきたのが叶った。
けれど、まったく嬉しくないし拍子抜けしたし、何ならちょっと悲しかった。
きっと本当は、私は母を責めたいわけじゃなくて、母に承認されたくて尽くしてきた私を、褒めて欲しいんだなぁ。
認めてもらえないから、相手を嫌いになるんだって前に聞いた、あれかな。
20になったというのに、子供っぽすぎて呆れしか出てこない。
それでも、怒ってる、悲しい、嫉妬する、疲れた、しんどいって気持ちが3年前くらいは自覚することすら出来てなかったから、ここまで自分の感情を把握して言葉にできるようになったの、めちゃくちゃ偉いと思う。
最近は、無条件の承認を求めてるくせに、条件付きの好意しかわからない矛盾を抱えてしんどいなーって思っている。
あと、勉強の課題と自分の精神面での課題が絡まってごっちゃになって、それもしんどい。
同人誌に出す小説のために、母親との関係を見直していて、しんどいけれど気づきが多い。
父についても前に同じ作業をしていて、2回目だからかさくさく進む。
もうすぐ、自殺未遂して4年経つんだなぁ、なんて。
色々記憶が溢れてくる。
大学の新学期も始まってあっぷあっぷ。
けれど、わりと充実はしているのです。
相変わらず集団のなかにいるのは苦手だけど。
そう、この間部活の合宿で気づいたんですけど、写真係になると、自分はカメラに写らなくていいしみんなとちょっと距離ができるし、でも集団の中にちゃんと役割があるから上手く溶け込めている感じがする。
アダルトチルドレンの私的にはうってつけだった。
お酒も飲めるようになったし。
父系の遺伝で赤くなりやすい上に、ちょっと飲んだだけでげらげら笑い上戸になります。
しゅわしゅわしない、甘いのなら飲める。
私はもう、15歳の私じゃない。
まだ心は子どものままだけれど、そうやって呪文みたいに言い続けていたら、いつか大人になれるかな。
現代には『小さいうちから教育』という呪(まじな)いがある。
その被害者たちが成長したあと声を上げて、やっと気がつく。
大切なのは、教育の前に愛情だったと。
あなたが人生を諦めなくて本当に良かった。
自分で自分のことを褒めることが出来ることって、実は凄い大事なこと。
だって、頑張ってるのにもっと頑張らないといけないって自分で思ったら、自分で自分を苦しめる。
逃げ場のない苦しみにどんどん辛くなってしまうでしょう。
親の庇護から飛び立とうとしているあなたは、
今まで見えなかった周りの世界に、光を見出し始めた。
あとは、飛び立つだけ。
飛び立ったらそれはそれで世界は広く、脚が竦む事もあるけれど、広い大空に自分だけの翼で飛び立てることは、清々しく気持ちがいいから。
あなたから見たら私は、ずいぶんと大人と言える年齢なのだけれど、それでも悩みは尽きないし、あなたの言葉から色々と気付きをもらった。
声をあげてくれてありがとう。
お互い悩みながら進んでいこう。
悩むことはより良い未来に進もうとする意思。気がつけば今よりもっと、過ごしやすい未来に立ってる。