むかしのわたしに出会う小瓶。
復学して、あともう少し経てば3年生の授業も終わる。
多量の課題に押しつぶされ、個別塾と家庭教師のバイトに追いかけられる日々の中で、最近、昔の自分に出会うような体験が続いている。
それは、あまり喋ったことのなかった中学校の同級生が同じバイト先に入ってきたり。
それは、家庭教師先の生徒さんが、高校生の私と似たような葛藤の中にいるのを知ったことだったり。
それは、受験期を目前にして、他の講師のバイトと自分たちの時はどうだったかという話をしたことだったり。
かつては、揺り返しというかたちで、私と過去の私が重なって混ざって沈んでいくような体験をよくしていた。
今の私が感じているのはそれとは違って、こう、前の私を別の誰かとして正面から見つめ直している気持ちなのだ。
こういうのを、大学のレポートで書くときは自己の相対化なんてかたい言葉を使ってしまうけれど。
出会い、というか、出会い直し? そんな言い方がしっくりくる。
過去と同じ出来事などなくて、人生は螺旋階段のようにぐるぐるまわりながら少しずつ上へと昇ってゆくのだと、以前誰かに言われたなぁ。
誰かと私を同一視しないこと。
過去の自分と今の自分を分離して考えること。
難しいと思っていたことが、気づいたらできるようになっていた、驚き。
大学院に進んだ後に、教職に就こうと思う。
これは、ずっと温めてきた考えだけれど。
私のからだとこころで教職なんて無理だなぁというのは重々承知である。
でも、多分、わたしはまた中高生のわたしに出会い直さないと気が済まない。
出会い直すことでむかし感じた色々を克服できるならそれでいいし、また混淆して落ちていくのならそれはそれでいいのかもしれない。
もちろん大学で学んだことの専門性だって活かしたいし、案外自分はホスピタリティ精神に溢れた人間であるようなので、誰かの役に立てたらいいなとも思う。
それとは別に、私はわたしと対峙したい。
昔と雰囲気が変わってしまったのが息苦しいのか、
それとも何かを書くだけのエネルギーが私にはもうなくなりつつあるのか、
あるいは日常に忙殺されて余裕がないのか。
わからないけれど、最近宛メに足が向かなかったのを、
今日、久しぶりに色々覗いてみたら少しずつ何かがまた動いていて。
揺れたり戻ったりしながら、少しずつ進んでいくのですね。
またいつか、今の私に出会うこともあるのだろうか。
金曜日のレジュメを作らずに、昼間から眠気に身を任せているダメ大学生の私より。
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1通目さん
お返事ありがとうございます!
重たいもの少しずつ降ろしながら、疲れたら休みやすみ、ゆっくり楽になっていけるといいですね。私も、あなたも。
あったかくしてお過ごしくださいー!
今、過去のことでちょうど悩んでいました。でも、あなたみたいに若くても、そうやって過去と切り離せるんだ、と驚きましたし、素晴らしいと思いました。私もあなたみたいになれるといいな。勝手に勇気づけられました。ありがとうございます。本当にありがとうございます。このお手紙の存在に気づけて、良かった!!!
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