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空を見上げる。広い青の世界の真ん中で、鳥が羽ばたくような雲が流れている。遠くに山が見え、山の近くには入道雲が見える。山から、鳥の

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空を見上げる。

広い青の世界の真ん中で、鳥が羽ばたくような雲が流れている。

遠くに山が見え、山の近くには入道雲が見える。

山から、鳥の形の雲へ目を戻すと、もう鳥の形は崩れ去って、雲は散り散りになっていた。

どこから空を見上げているかって?

家の中。
洞窟のように暗い部屋で、少しだけ開けたカーテンの隙間から、陽が差し込んでいる。

そんな事を書いている内に、散り散りになった雲はまた集まってきたようだ。

まるでサングラスか、ミミズか、蛇か…
そんな事を考えている内に、また雲は散り散りになり、青い空に溶け込んでいった。

スズメが飛んでは去っていく。

山の向こうの入道雲が、なんだか近づいてきているように見える。

もしかすると近い内に、山の方で、雪や霰、土砂降りが降るのかもしれないな。

ふと、空の真ん中に、再三目を戻す。

今度は、鳥の羽のような形の雲が浮かんで、ゆっくりと形を崩している。

今ではまるで、魔法使いの、木製の杖のようだし、あるいはキセルのようだ。

それもまた崩れ、また鳥の羽のような形になった。

そしてどんどんと散りつつ、なんだか棒状の骨のような形になって…
これもまた、ゆっくりと空の青さに溶け込んでいく。

散った部分の雲はまた集まり、今度は魚のような形になる。
空の青さも相まって、熱帯魚のようだ。

今は、またゆっくりと崩れ、散らばって、集まったり、薄くなったりしている。

…なんだか、くちばしの長い、鳥の頭の骨みたいになった。

これもすっかり薄くなって、小さくなって、空の中に溶け込んだ。

すると、横から、いつからあったのか、できたのか、それとも流れてきたのかは解らないが…
なんとも言えない形をした、小さい雲が二つ、視界に入ってきた。

特に見ていて思いつくような形はないが…

強いて言うなら三本の短い棒に分かれて…、これもまた小さくなって、溶けていった。

…ああ、という間に、その直ぐ右側で、雲が出来ていた。

雲と言われればよく頭に浮かぶような、もこもことした綿のような感じの形だ。

二匹の白い蝶が、つがいなのか、もつれ合いながら、電線のある高い位置まで飛んで行った。

もこもこした雲のあった場所へ目を戻すと、なんだかひし形のような、イナズマ型のような、シャープな雲がそこにあった。

そういえば、山や鳥や蝶に気を取られたり、文字を書くために目を離している時…
肝心の雲の形が変わったり、消えたり、変化し続けている姿を見れていない。

少し見てみよう…
と思って目を戻した時には、シャープな雲は跡形もなくなっていた。

空は快晴だ。

意外と、雲が出たり消えたり、形を変えたりする速さは、速いのかもしれないな。

…と、よく見れば薄っすらと雲が出来ている。
どのぐらいで変化するのだろうか。

一分たったが、多少変わったような、変わってないような…

スズメがまた飛んできた。

それを文字に書いて、目を空へ戻すと、またいつのまにか雲は消えていた。

…一分弱で消えた。

また雲が現れたのでずっと眺めてみる。

まるで最初の、ミミズか蛇か、サングラスのような形だ。

ゆっくりと白味が濃くなって、これまたゆっくりと、少しずつ横に伸びている。

三つ山なりのある蛇のような、あるいは大きな鳥の羽のような形になると、ゆっくりと薄くなって…散り散りになって…
ブーメランのような形になってきた。

それもまた崩れ続けて…
空に溶け込むように消えていった。

大体、五分くらいだったな。

大きさにもよりそうだ。

今度はエビのような形の雲が出てきた。
さっきの雲の三分の一ぐらいの大きさだ。

正直、いつ消えてしまうのかワクワクしている。

バラバラになって、原型が解らなくなったのは二分程だった。

だが、どうやら散った部分が集まって、しぶとく残っているようで、煙突のついた船の形をしている。

また二分弱経つと、煙突が空に溶け込んだ。
溶け込んだと思ったら、その右に別の煙突つきの船が出来た。

一分程経つと、ほとんどどちらも搔き消えてしまっていたが、同時にすぐ上の方に雲が出来ていた。

だが、それもまた二分程で消えかけている。


ふと気付くと、山の方から伸びる雲は、また近づいて来ていた。

風の流れなのか、地球の回転なのかはよく解らないが、あれこれと考えている内に、二羽のスズメが視界を横切っていく。

また、ふと目を動かすと、電線の上に、白色と黒色をした鳥が、数匹止まっている。

数えようと、カーテンの隙間から、頭を動かしていると、一羽の鳥が飛び去った。

なんだか目もあった気がしたし、鳥の大体は目がいいらしい。

余計な事をしたかもしれないので、数えるのはやめる。

…と書いているうちに、もう一羽も飛び去った。

やっぱり目があった気がする。

極力視界に入れないでおこうか。

…いや、数えるのをやめるとは書いたが、そっと残った鳥を、チラチラと覗き込みながら数えてみる。

残りは二羽だ。

さながらその姿は、挙動不審な不審者そのものだろう。

こちらに気付いていないのか…

いや、今目があった気がする。

いや、でもじっと見つめていると変に警戒して飛んで行ってしまうかもしれないのでやめておこう。

プライベートは守りたい。

いや、それでもあの鳥かわいいし、ちょっとだけ見て…
いやいや、いや…

スマホ片手に、数度頭をチラチラと動かし、悪魔の囁きに屈しながら文字を打ち込んでいる。

ギリギリ、鳥にバレるかバレないか、警戒されるかされないかの瀬戸際を測る。

…と、少し顔が出過ぎたか、鳥の一羽が頭を動かし、目があったような気がしないでもない。
頭を少し引っ込めた。


…が、どうやらダメだったのか、それとも単に
居場所を変えただけなのか、二羽とも飛び去ってしまった。

なんだかすまんな。

なんの鳥なのだろうと調べてみると、恐らくハクセキレイか、シジュウカラっぽかった。


と、ここでまた、空を見上げてみる。

魚型…いや、イルカ型の雲だ。

まさしくイルカ型の雲があり、崩れながら、所々散らばりながら、魚のような形になっていく。

尾びれの方がすぐに薄くなって、クロワッサンのような形になった。

また形が崩れて…

尾びれの方が膨らんで、頭だった方が細くなって…

クジラのような形になった。

それもまた形が崩れて、さっきのクロワッサンが縦に押しつぶされたような姿になっている。

山から伸びてきた雲や、周りの雲と合わせて、なんだかクラゲが数匹いるような形になった。

クロワッサンは、下に長い触手の伸びた、カツオノエボシという猛毒のクラゲのような形だ。

それもまた崩れる。

崩れて、下に伸びた触手が、横倒しになってきた。

まるで、潰れたクロワッサンと合わせて、気球のようにも見える。

そして、またそれらが崩れて…

周りの雲と合わさり、口を少し開いた、クジラのような形になった。

今はゆっくりと散らばったり、薄くなって、空に溶け込んだりしている。

ワニの顔を横から見たような形になった。

反対側にもワニの顔のような形が出来てきて、なんだか、正面から見たくちびるのように見える。

くちびるが縦に潰れて、横に引き伸ばされていく。

丁度、細長く、真ん中に切れ込みが入っていて、そこにソーセージやサラダを入れるような形のパン型になった。

だが、パンは握りつぶされたかのように、また形を変えていく。

下にも台形の雲が出来ていて、握りつぶされたパンの残骸のようなそれと、合わせて見てみると…

まるで山から煙が出ているように、活火山のような形の雲に見える。

こうやって文字を書いている間にも、握り潰されたようなパンは更に横に伸びていって…

蒸気が煙突からもくもくと出ている、蒸気船みたいになった。

まだまだパンだった形は伸びていって、また別の、細長い雲と繋がった。

なんだか、柄が真横に伸びた、歪な形のキノコみたいになった。

パンになったりキノコの柄になったりしていた部分は、少しずつ薄れて…

なんだか水墨画の、松の木のように見えなくもない。

また集まったり、離れたりして、今度はピストルのようにも見える。

ゆっくりと形が変わって行くのを眺める…

と、ピストルの上に麦わら帽子がかぶさった。
あるいは、女優がドラマでよくかぶる、白くてヘリのやたら広い帽子に似ている。

女優帽に押し潰されるように、ピストルは消えていった。

残ったのは、横倒しになった、幾つかの長い雲だ。

その上に、少し潰れたハートのような、コウモリのような雲があった。

が、今は見る影もなく、何故か輪切りにされたソーセージのようになって、消えていった。

また、今度は山の方に目を移し、遠くの山も見てみると…

どうやら先ほど見た入道雲は、散り散りになったか、高い位置や、低い位置の雲が折り重なってそう見えていたのかも知れない。

遠くの方でも、横に長い雲が、それなりに集まって、こちらへと、ほんの少しずつ、しっかり見ないと気付かないような速度で、向かってくる。

カーテンの隙間からなので、すぐには気づかなかったが、もうすぐ近くに、一つの大きな雲が
流れてきていた。

よくよく目を凝らして見てみると、多くの場所の輪郭がぼんやりとしているが、比較的上の部分はクッキリしていて、雲の継ぎ目というのか、切れ込みのようなものが見える。

それに対して、地面へ向いている下の部分は、ぼんやりと青い空に溶け込んでいたり、綿の塊の切れ端のような感じで、ふわふわとしている。

…もしかすると、雲の、上部を含んだ所の空の気温と、下部を含んだ気温との、気温差によるものだったりするのだろうか。

そうこう考えている内に、流れてきた大きな雲は、ウミウシのような形になっていた。

だが、少し見方を変えてみると、斜め横倒しになった、リボルバー式のピストルのようにも見える。

というか、そっちの方が近い。

眺めている内にまた崩れていき、今度はまるでホラガイのような形になった。

ホラガイといえば、何年か前から絶滅危惧種に指定されており、サンゴを食い荒らすオニヒトデを食べてくれるそうだが…
今も沖縄に生息しているのだろうか?

…本当に生息地が沖縄だったかなどと調べている内に、ホラガイの残骸から、再び、握り潰されたような、くたびれたパンの形が現れた。

因みに、ホラガイの生息地は紀伊半島、近畿地方だった。
オニヒトデが沖縄にもいる事から誤認した…

と思ったが、沖縄も普通に生息地らしい。
焦った。

くたびれたパンも形を変えなくなって来た事だし、そろそろ眠くもなってきた。

特に何があるという、内容のある小瓶ではなかったが、ここまで読んでくれた方はありがとう。
気付けば、大体一時間強、空を眺めて書いてたな。

最後に、名残惜しいような気もしたので、外を覗いてみると、久しぶりにアゲハ蝶の姿を見る事が出来た。

暖かくなったり寒くなったりとしていたが、冬明けにアゲハ蝶の姿を見れて、春が来たんだなと、実感した。

あいつら虫はどうやってこの温度に適応したりしてんのかなあと思ったり。

この小瓶を読んでいる人の時間帯がどうなのかはしらんが、おやすみ。

本当かどうかはしらんし、試した事もないが、寝る前に食べたチーズの種類によって見れる夢の傾向が変わるらしい。
チーズ特有のアミノ酸がうんぬんかんぬん。

チーズと言えば、さけるチーズの、モキュモキュと言うような食感が好きです。

では。

(因みに、添付した画像は全く別の場所で撮った写真なので、小瓶の中で書いた空の景色ではないでやんす)
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お返事が届いています
ななしさん
長いな、って思ったけど、とても素敵な文章をありがとうございます。
こないだ、シュークリーム二個、横並びと、
少し離れたところに
もりもりホイップクリームのような
雲が出てて

激写した!

空は飽きない

見てて楽しい。

海もかな?(わたしは)
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