1つの区切りが付き終わった時にそれまで自分で歩んできた過程の結果が解る。
そのこの通過点はなんにも感じず何も見えずなんとも想わずに只過ぎ行くのか?
それとも、見たかったモノや知りたかったコトが解り何かを想い感じるのか?
苦しみを味わった職場
上手くやれず心を病んだ職場
発狂、涙、悲しみ、フラッシュバック、吐き気、混乱を抱えた職場
希死念慮に囚われた職場
心療内科に通院する事に成った職場
自分の力や想いだけでは如何する事も出来なかった職場
長い長い間その環境に身を置いた。
そして先日、内辞を受け辞令を受け取りあの負を背負った職場からようやく解放され離れる事が出来た。
結局、自分では如何する事も出来なかったがここで流が変わり身を置く環境が変わることが出来た。
俺は
生き延びた。
死ななかった、いや只死ねなかった。
壊れてしまったが完全に壊れることが出来なかった
希死念慮に囚われたソラをラムネの如く喰い刃を腕に当て藻掻き苦しみ過ごしたあの場所から離れられた。
今は穏やかだ、でも多分今だけだろう。
また再び同じ症状や衝動に駆られるだろう。
根本的にあの域からは脱していない。
たまに悲しみと苦しみに襲われ刃を腕に当てる。
あの場所での就業最終日の就業終了の時
振り返ってみた
見えたモノが在った
知りたかった事が解った事が在った
見えたモノ
辛かった
苦しかった
息苦しかった
上手く立ち回る事が出来なかった
散々食い散らかされて、俺では対処出来ず板挟みに遭い責められ追い込まれた
死にたかった
身体を切り刻みたかった
おかしく成りそうだった、いや、心が壊れちまったんだっけ。
圧倒的に嫌な想いしか残らなかった
その場を円滑に動かず為に贄に成った、
俺は贄なんかじゃ無い
心に鞭を打ち職場の扉をソラを喰いながら潜った日々。
そんな風景しか見えなかった。
敷地を後にし帰路に就くために車に乗った時、涙が溢れて泣いていた
辛かった、苦しかったと想い言いながら泣いた。
只忙しいだけだった。
休憩と飯もろくに採れず休憩に行った奴らの穴埋めやケツ拭きに追われ自分の業務も山積みで朝早く出て夜遅くまで動いていた。
キツく疲れた
知りたかった事
それでも俺がその職場を後にする時弐俺の中での主要人員に惜しまれた、礼を言われた
最後は笑顔で送り出された。
嬉しかった。
少しは報われたのか?
でも、もうあの場所には戻りたくは無い。
高い授業料だった。
今も支払ってる高い授業料。
俺はその学びを善い方向に活かせるのだろうか?
追行動を取ってしまうんじゃ無いのか?
思い起こせば
流島に流される前に居た職場
仕事を、多数抱え他の奴らが茶を引いてても俺は動いた、他の奴らが寝てても俺は率先して自分の休憩を潰し洗い物をした。
そしてパンクした。
オマエらが遊んでるとき俺一人でやってることはスルーで俺が自分の分担をオマエらが洗い物をやってるとき一緒にやらないことが気に入らない態度を取られた。
悔しかった。
挙げ句の果てには
「お前は手が遅くて要領が悪く何やってるかワカラン! 責任を持ってやっていない!お前には能力が無い」
と言われた。
悔しかった、何よりも悔しかったのは見ていてくれたはずの人に言われた事そして更に悔しかったのは何も言い返せない俺自身だった。
そして流島に流された。
そこで心を病んだ。
そしてその職場の管轄が違う会社に移った、「お前は要らない、こっちに来てもオマエの居場所と仕事なんて存在しない」と言われた。
幸い現会社に拾われ職を失うことは無かったが、症状は形を変え更に酷くなった。
未だに「手が遅くて要領が悪く何やってるか解らなく能力も無く責任を持ってやっていない」の言葉が心に突き刺さったまま。
今もその言葉が心をえぐる。
その通りだから尚更言い返せない。
長かった。
辛かった
苦しかった
キツかった
もうくたびれた。
もう二度とあの流島は
御免だ。
救いは今、比較的穏やかな事だ。
次はどんな景色が見えるのだろうか?