部屋の片付けをしていたら見つけた、元同級生からの手紙。
読んでから見つけなければよかったって思った。
嫌な事を思い出してしまうから。
通ってた学校は県内でも全国的にも教育機関としてワーストレベルだった。
わたしはテスト前に必死こいて勉強しなくても平均点より上は取れたし、
技術・家庭や美術なんかの技術的なことが必要な授業では元々物作りなんかは好きだったから器用に迅速にこなしていた。
大体のことはさっとこなすわたしは目に付いたのでしょうね。
上辺だけで終わり。
仲良くしてた子たちは、今では「元」友達、友達だった人。
その子たちの近状を小耳に挟むことがあるけれど、学生の頃と変わらずその子たちはいるらしい。
もちろん、そこにわたしの影すらないわ。
結局、わたしはあの頃と変わらず必要なかったんだなって。
利用されるだけされて、用済みになればゴミ同然に捨てられた。
1番友達とか友人に関わる時期にそんな事しかなかったから人と接するのに恐怖になってる、億劫になってる。
価値がないわたしは相手にもされることがないんだろうな、きっと関わる人は利用するために関わりを持とうとするんだろうなとネガティブなことばかり感じてしまう。
仲がよかった人にさえ、見捨てられるつまらないわたしには何も無い。
もっと小さかった頃は人と話すのも関わるのも好きだったし、自分から進んで関わりをもちに行ったはずなのに。
ほんとはもっと人と話したいはずなのに、学生時代のころがトラウマのようになっているのか上手くいかない。
さみしい、かなしい、くやしい。
どうしたらいいか、わからないや。
こんにちは。
素敵な友人に、まだ巡り会えていないんだね。
元同級生からの手紙、取ってあったんだね。そのときはお友達だったんだろうか。それともたまたま残っていただけだろうか。
嫌な思い出ほど、ちょっとした刺激で明確に思い出されたりしちゃうよね。きれいさっぱり捨て去りたいこともあるのに。
人を利用価値でしか捉えられない残念な人たちから、あなたが距離を取れているのなら、いいことなんじゃないかな。
当時のあなたにとっては、大切な友人だったかもしれないから、こういう言い方は失礼なのかもしれないけど。
くやしいな。他者の存在そのものとか、その人との関係性とかを、ないがしろにする人たちがいっぱいいる。優しさに欠ける人のせいで傷つけられるのは優しい人なんだと思うよ。
あなたはきっと優しい人だ。この先、誰かと友人になれたときには、その人のことを大切にできるのだと思う。
こわくてもいいよ。自信がなくてもいい。うまくいかないことだってある。
私もね、コミュニケーションとか苦手なんだ。人間との関わりが下手なのに人間が好き。自分でもどうかと思うけどね。
直接会うようなお友達にはなれないけれど、小瓶にお返事するような相手にはなれるよ。言葉を交わす友人になりたいって人、ここにはいっぱいいると思う。
さびしいときは小瓶を流してくれたら嬉しいな。
あなたがいつかどこかで素敵な友人に出会えますように。