中学の頃。ため息で始まって泣き言で終わる一日が嫌で嫌で仕方なくて。
学校へ行って明るく振舞って、
寝る前に後悔と懺悔をしてらから眠る、
「あの言葉にはこう返せばよかった」
「あの時こうやって行動していれば」
後悔に後悔を重ねて眠れなくなった。
気がつけば朝だった。重たい身体を起こしてみるものの力は入らなかった。
おはよう、と家族に言うのも辛くてしかたなかった。
2年生になった頃、遂に身体が言うことを聞かなくなった。
ママもパパも喧嘩ばかり。
パパは仕事で精神を病んで仕事に行かなくなった。
わたしも動けなくなった。
何も食べられなくなって、ついに体重が20キロ台になった。
そんな私を家族は言葉で虐げた。
「なんでご飯たべないの。」
「どうして学校へいけないの。」
「なんでみんなと同じことができないの。」
「いつからそんな子になったの。」
ママの愛情の裏返しだって知ってた。
でもママは本当はとっても弱い人だから何も言わなかった。言えなかった。
ママはわたしのお顔を叩いて腕を引いて玄関まで引きずって学校へ行かせようとした。
朝早くに動くことができなくなっていたわたしは擦り傷だらけになっても動けなくて、ごめんなさい、って気持ちでいっぱいになって泣いてしまった。涙は流れるけど声が出なかった。
その頃パパはお仕事に行かないからおうちにいた。ママはパパに「あとは頼んだ」ってお仕事にいった。
パパもわたしを引きずって学校へ連れていった。体重は20キロ前半まで落ちていた時だったから比較的すんなり車に押し込められた。
「お前だって仕事、会社にいかないくせに。」
そう言えなかった。
なぜならパパが毎日ノートに何かを書いていたのは知っていたから。
だからいない隙に開いてしまった。
絶句した。こんな人間がいるのかと思った。
Googleで調べてみたらうつ病の治療の一環にノートに日記を付ける事があることを知った。
ノートの中身はわたしとママと弟の愚痴だらけだった。
そのなかのひとつ。わたしの脳みそが忘れさせてくれない部分。
『今日も(わたしの名前)が、駄々を捏ねて学校へ行かない。
心が折れた。』
心が折れたって書く人なんているんだ、って。
どれだけ辛くても言わなかったその言葉を
コイツは。
そう思った。どう書けばいいか分からないが、擁護する余地なくわたしのパパは自己愛が激しい。
話を戻して。
わたしは学校へ連れていかれた。
先生2人に連れられて車から降ろされた。
学校の先生はママを悪く言う。
わたしの怪我が多いから。
だからママは傷ついてしまう。
わたしのせいだから。傷は隠した。
夏でもウィンドブレーカーをきて体を隠した。
骨みたいな腕と切り傷や擦り傷を隠すために。
体重がついに20キロになった。
家族は気づかなかった。
わたしを愛している、と宣った家族は。
そしてママはわたしに
「どうしてそんなに見えるところを切るの?」
わたしの腕の切り傷や歯跡をみて言い放った。
つらかった。たぶん。つらかった。
気づいてくれたのに。なんで?って思った。
だからちゃんと言えないところを切るようにした。
おなかやせなかやふとももやにのうで。
痛かったけどなんだかとても清々しかった。
生きてるって思えた。
体重は20キロをきった。
そして学校で無理やり体重をはかられた。
重りは持って行くのを忘れたから体重がバレた。
入院することになった。
この頃にはもう耳鳴りが邪魔して何も聞こえなくて。声も出なくなった。
声なんかいらないって思ったから。
わたしが受け答えをするからダメなんだ。
声なんてなくなればだれもわたしに話しかけてこないだろう。
そうやって思ってたら声がでなくなった。
失声症だといわれた。
悪口も愚痴も聞こえなければ言われてないのと同じだと気づいた時、
わたしは聴力も一時的に失った。
過眠症になった。
眠っていれば誰とも関わらなくて済むから。
でも高校へは進学した。
しなければならないと言われたから。
そこそこの進学校へ入学した。
体重は少し戻っていた。
なぜなら。
わたしは吐くことにしたから。
ママはわたしがごはんをたべると嬉しそうな顔をした。
だから食べるようにした。
きもちわるくてもたべた。
そして吐いた。
不眠症になっていた。
高校一年生、
できないなりに頑張った。
あかるく、あかるくふるまった。
高校二年生、
頑張らなきゃ、って鏡に20回言ってから学校へ行っていた。
休みがちになった。
単位が足りなくなってきた。
体重の増減が激しくなった。
±10-15なんでザラだった。
腸が爛れて粘膜が剥がれ落ちた。
ママは「留年なんてしたら恥」
って言ったから。わたしは明日も頑張る。
不眠症はちっともよくならない。
辛かったですね。本当に、本当に、辛かったですね。今も辛いと思います。貴方に直接会って、何か言えたらいいんですけど、私にはそんな勇気も無いので、ここに書きます。
生きてて偉い。 世の中厳しいのでそんなこと言ってくれないですけど、私は、こんな状況の中で必死に生きている貴方は、凄いと思います。こんな赤の他人がとやかく言って申し訳ないけど、生きててくれてありがとう。似ている悩みを持っている人がいる、それだけで私は救われました。思い出すのも辛いはずなのに、書いてくれてありがとう。ありがとう、ありがとう、ありがとう。文が長くなってすみません。ここまで読んでくれてありがとうございます。
辛いけど、お互いに頑張っていきましょう!